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頭痛の種。

2006-11-19 08:55:29 | Weblog
 熊本県菊地市菊地中央病院の曽山直宏(46歳)脳神経外科医が、市内の全小中高の学校で、頭痛に関する調査をしている。それによると、生徒の36%もが、生活の支障を及ぼすほどの深刻な頭痛を経験していることが分かった。
この様な頭痛経験者は、成人でも約20%ほどいるが、10%を切る程度と予想していただけに、その高さに驚いている。
 調査は、平成18年の7月~10月まで、小学校14校(4年生以上)、中学校5校、高校3校の計4.580人に16項目のアンケートで頭痛の有無や症状などを聞いた。
 その結果は、深刻な頭痛で勉強やクラブ活動、友達付き合いに支障が出たり、学校を休みたくなったりした経験を持つ生徒は、小学校が25%、中学校は33%、高校では、50%にもなることが分かった。男女別では、男子が31%、女子が41%であり、女子の方が多かった。
 既にそれで受診をしたり、受診を希望する生徒は22%、学校を休んだり、保健室で休んだりした経験のある生徒の割合と同じだった。又、深刻な頭痛は、中学時代に急に増えていた。
 このほか、同じ15歳でも、中3と高1で差がなかったり、中山間地の生徒には少ないことなども分かり、生活環境から受ける影響が大きいのではとも分析されている。
(平成18年11月18日、熊本日日新聞より引用)

*日本の偏頭痛有病率が8.4%と言われる中、これだけ多くの子ども達が苦しんでいるのは、いじめや自殺と同様に、大きな問題。この中には、不登校とオーバーラップするのもあると思われる。


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