日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

とても元気な高齢者!

2009-02-06 18:13:06 | Weblog
 平成21年2月6日(金)の「熊本日日新聞」に、米寿の女性医師が紹介されていた。鳥井千里(88歳)さんで、父親の出身地の南小国町で開業したが、町長の要請で小国町立病院(現小国公立病院)に勤め、病院長としても活躍した。
 足腰が弱くなったために阿蘇市内のケアハウスに入居しているが、同市の阿蘇温泉病院で週2~3回、入院患者さんを診る以外に、小国町でも毎月第一月曜日だけ、診察している。
 「医者は患者さんとの信頼関係を築くことが大切。患者さんが先生です。診察は聴診と打診が基本。仕事をすると元気になる・・・」と言われる。
 思うに、医師も、患者さんから元気にさせてもらっていると思うのだが。

 平成21年2月5日(木)の「読売新聞」に、105歳の元気な女性が紹介されていた。「天草テレビ」の看板アナウンサーの森シノさんである。人なつっこい笑顔でマイクを向けるこの女性、ドイツや韓国やフランスのメディアの取材を受け、昨年の12月には、麻生総理の訪問も受けている。それも、102歳から、女子アナ業が始まっている。
 森さんの元には、「いやされる」「元気をもらった」などの手紙が届く。しかし森さん、若い時は苦労の連続で、24歳で結婚して5人の子どもに恵まれたが、34歳の時に夫が病死。2人の子どもも病死し、米俵をかついだり、田畑を耕すなどして、生計を何とか立ててきた。今は長男夫婦と3人暮らしで、本業は農業。今も現役で、毎朝7時に起床し、「今日も働かせてもらいます」と神様に感謝してから、自宅裏山のミカン畑で働く。その森さん、近頃は、パーマをかけたり、口紅もする。踊りや歌も披露して、今や、天草のシンボル的存在となっている。
 森シノさんの長男(81歳)さんの話だと、「仕事を始めて一段と明るい性格になった」とのこと。
 世の中、こんな人もいるんですね。助けて自分も助けられているに違いないかな・・・?!


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朝礼・・・

2009-02-06 09:17:13 | Weblog
 今日の朝8:10から、(毎月恒例の)「職員集会」があって、院長が話された。それによると、・・・熊本県の病院のドクターの数は、わずかであるが、増加傾向にある。しかし、自治体病院だけをみると、大きな減少となっている。それが経営にも大きな影響を与えている。現在、全国の自治体病院の8割もが、赤字経営となっている。当院は、県内の自治体病院では、極めて例外的存在で、今年の4月からも今の所、ドクター確保は安泰。又、経営状態も、昨年度、久々に黒字となり、今年度も昨年ほどでないも、黒字間違いなさそうで、この調子で行けば、後2~3年後には、債務が解消できそうって感じで話された。
 又、今、県は、女性医師が、出産後にも仕事をし易い様にと、昨年から、病院内に保育施設を設けることに力を入れ始め、又、1学年5名の医学生に奨学金を貸与することで、へき地医療の医師の確保をしているとのこと。
 老人施設で、介護の人がしばしば代わっている。きついんだろうなあ?当直に来た産科の先生の話だと、今年、入局者ゼロの可能性ありなんですよ何て言われていた。産科医のストレスと忙しさは半端でないなあ。
 小児科医の中に、お金儲けで科を選んで入った人なんているのかなあ。当院、小さい子、まるめで、外来で、何本か針を無駄にして点滴しても、詳しく検査しても、CT撮っても、アレルギーの検査をしても、全て、医療機関に入る金額は同じ。時々、赤字になるケースもあるかな。インフルエンザ菌の予防接種、自費で受けられる様になったが、スゴイ金額だ。もっと医療行政をしっかりとしてもらいたいなあ。
 お年寄りは、年金をちゃんともらえるかどうかでマスコミが大いに騒いでいるけど、発想を変えて、お年寄りは有力な国の資源になり得るとの考え、いいんじゃないのかなあ。
 産後の女性の医師の対策ももちろん大切だけど、定年後の人の有効な使い方も、考えたらどうかなあ?現役並みに仕事をしたいと言う人もマレにいるけど、それは例外だと考えるべきじゃないのかなあ。
 今の日本、自分の体力に合わせて、給料は少なくていいからまだ仕事をしたいって思っている65歳過ぎの人、結構いると思う。その受け皿を行政がしっかりとすれば、日本の将来、今以上に明るくなると思うけど?!もちろん、ゆとりのある人によるボランティアだと尚更いいと思うけど。
 医療や教育の分野では、そんな老人力が最も発揮されると思うのだが・・・。
 発想の転換、・・・そして、正に、チェインジを恐れず、かつ迅速に実行かな!

(当院、ボランティアの人のお世話になっています。限られた医療資源でしかない地域医療には、地域の人の協力がどうしても必要だと思います。)


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