

足腰が弱くなったために阿蘇市内のケアハウスに入居しているが、同市の阿蘇温泉病院で週2~3回、入院患者さんを診る以外に、小国町でも毎月第一月曜日だけ、診察している。
「医者は患者さんとの信頼関係を築くことが大切。患者さんが先生です。診察は聴診と打診が基本。仕事をすると元気になる・・・」と言われる。
思うに、医師も、患者さんから元気にさせてもらっていると思うのだが。
平成21年2月5日(木)の「読売新聞」に、105歳の元気な女性が紹介されていた。「天草テレビ」の看板アナウンサーの森シノさんである。人なつっこい笑顔でマイクを向けるこの女性、ドイツや韓国やフランスのメディアの取材を受け、昨年の12月には、麻生総理の訪問も受けている。それも、102歳から、女子アナ業が始まっている。
森さんの元には、「いやされる」「元気をもらった」などの手紙が届く。しかし森さん、若い時は苦労の連続で、24歳で結婚して5人の子どもに恵まれたが、34歳の時に夫が病死。2人の子どもも病死し、米俵をかついだり、田畑を耕すなどして、生計を何とか立ててきた。今は長男夫婦と3人暮らしで、本業は農業。今も現役で、毎朝7時に起床し、「今日も働かせてもらいます」と神様に感謝してから、自宅裏山のミカン畑で働く。その森さん、近頃は、パーマをかけたり、口紅もする。踊りや歌も披露して、今や、天草のシンボル的存在となっている。
森シノさんの長男(81歳)さんの話だと、「仕事を始めて一段と明るい性格になった」とのこと。
世の中、こんな人もいるんですね。助けて自分も助けられているに違いないかな・・・?!