日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

死生観・・・

2013-08-21 12:24:33 | Weblog
 いつも元気な次女(小学校上がる前)が、小さい時、とても落ち込んだ時がありました・・・「なんでそんなに元気がないの?」と私が次女に尋ねると・・・→
 今にも泣きそうな顔をして、元気なく「私も死ぬの?」と言うのです。
 その頃、よく知っている叔母などが急に亡くなっていて、次女は、家内と一緒に付いて葬儀にも行っていましたが・・・
 「そうだよ、パパもママも、皆、いつかは死ぬんだよ・・・」と私が言ってしまって、尚更、次女は、落ち込んでいました・・・。
 で、私は次の一言で、次女を元気にしましたが・・・→
 「○○ちゃんが、大きくなって、死なないお薬を発明したらいいね・・・」と。
 すると、次女は納得した感じでニッコリ笑って、「そうだ、そうだ!そうする・・・」と言って、元気を取り戻しましたが・・・。
 で、今は次女はどうかと言うと、(そんな事、完全に忘れた感じで)バイオリンを弾いて、楽しく過ごしているみたいですが・・・?!(就活も、常時、していますが・・・)
 ある和尚さんと小坊主の話ですが・・・→

 ある時、小坊主が、「なんで、上手く行く人と行かない人がいるのですか?」と和尚さんに尋ねました。
 すると、和尚さんは、「努力したかしないかの違いだ!」と言われました。
 その時は、小坊主、納得した感じになっていましたが、家に帰ってよく考えてみると、何故、努力する人としない人がいるのだろうかと考えました。
 で、再び、和尚さんの所へ行って、「なんで、努力する人としない人がいるのですか?」と、和尚さんに尋ねました。
 すると、和尚さんは、「それは、志(こころざし)がしっかりあるかどうかだ!」と言われました。
 なるほどなるほどと、その時は、納得した感じになって家に帰ったのですが、その崇高な志がどうしてある人とない人がいるのか、疑問を抱き、再び、和尚さんの所に行って、「なんで、志を高く持つ人とそうでない人がいるのですか?」と尋ねました。
 すると、和尚さんは、「それは、死生観をしっかり持っているかどうかだ!」と言われました。
 そう言われて、小坊主、やっと納得できました。
 如何に生きるべきか、それは、死を真剣に考えることから始まると思います。もう、思い残すことはない、明日死んでも満足ですと言える人は、最高にいい生き方をしてきたと思います。いい死に方が出来る人は、いい生き方をしてきた人ではないでしょうか。
 いろんな死を私なりに身近にも見てきていますが・・・→
1、心筋梗塞で死の周りをさまよっていたのに、戦争当時の内容を書いた本を書き上げて、嘘のように、その後、サッと安らかに亡くなった私の伯父がいました。
2、生前より、本人から献体の相談を受けていて、死後、大学に献体した私の伯父がいました。
3、笑顔と「(人生考)いろはうた」を残して亡くなった私の父がいました。
 私も、来年65歳、何があっても不思議でない歳になりつつあります。死を真剣に見つめて、「時は今!」の心境で、貴重なこの瞬間瞬間を私なりに生きて行きたいと思っています。


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