小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

担任のリーダーシップには二種類ある

2015-10-07 20:53:20 | 学級生活の攻略法
担任をしていない私にとっては、担任の先生たちの立場が羨ましくもあり、ついつい客観的にそれぞれの担任の先生の特徴を見てしまいます。

本校にもいい担任の先生たちが何人もいます。
その先生たちが子どもと接する様子を見ては
「また自分が担任になったときは…」
なんて考えています。

ふと気づきました。
「担任には2種類のリーダーシップのとりかたがある」

タイプA
子どもたちとは一線画した位置にいて、子どもたちとは異質の圧倒的な存在感で子どもを引っ張っていくリーダーシップです。
このタイプの先生は、とても頼れる先生で、子どもたちはこの先生を憧れるような眼差しで見つめます。

タイプB
子どもたちと同じところにいて、同じ目線でものを見て、同じ話題をし、同じ遊びで盛り上がります。
その中で、子どもに共感し、子どもに親しまれ、それでいてその子ども集団の中心にいてみんなを引っ張っていきます。

いかがでしょうか。

本校にも、この2つのタイプ、それぞれの先生がいて、やり方は違っていても、どちらともとても上手にクラスをまとめています。

私の目からも、とてもいい先生です。

見方を少し変えると、Aタイプの先生は、「遠心力」が働く先生でしょうか。
その先生が中心にいて、その先生から外に向かって子どもたちが進んでいく感じです。
子どもたちは、いつも後ろには頼もしい先生がいる安心感あります。
学級全体としては、中心にぶれない柱がある安定感と、外に向かって飛び出す子どもたちのエネルギーに満ち溢れています。

タイプBは逆に、先生に「求心力」が働くクラスでしょうか。
中心にいる大好きな先生に向かって、外側の子どもたちが集まってきます。
中央でぎゅっと固まる形になり、これまた安定感があります。
その中にいる子たちは居心地がいいものでしょう。

この2つのリーダーシップを使い分けられる先生がいたら、これはまたかなり優れた先生ですね。
子どもたちの実態、学年、学校の特色、保護者や地域の要望、校長の方針… そういったものに沿って、使い分けることができれば、お見事です。

私は、担任時代どっちだったかな?

若いころはBだったかな。
少しずつAになっていったかな。

あ、どちらも中途半端だったかな。笑