小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

担任になってから失いかけていたバランス感覚

2017-07-04 20:36:22 | 学級生活の攻略法
今日は昼休みに「けいどろ」をクラスの子たちとしました。
(「けいどろ」は全国共通なのかな?)
運動場で子どもたちを捕まえるために走り回っていると、他の学年の子がよく話しかけてきます。
「先生、ぼくも入っていいですか?」
「もちろん」
屈託のない顔で尋ねてくるのでOKを出すと、クラスの子が
「先生、そんなことしたらややこしくなりますよ。」
賢そうに言ってくるから
「いいじゃん。犯罪者と警察の争いに線引きなんてできないんだぞ」
なんて返したりして。笑

私は背が高いので運動場を走り回るとそれだけでインパクトが強いんでしょうね。
最近やたらといろんな子に話しかけられます。
「あ、足の速い先生だ」
「何年何組の先生ですか?」

「いいなあ 先生のクラスは先生と遊べて」
この言葉が少しチクッとします。
「君たちも担任の先生と遊んだらどう?」
「無理だよ。教室で寝てるもん」
あぁ
いらぬ一言を引き出してしまいました。
「教室で寝てる」
姿は私も見たことはあります。
先生が昼休みに教卓でうつ伏せになり寝てる姿を。
周りに子どもがいて少々騒いでても寝ています。
(お疲れですね…)
まあ休憩時間ですから昼寝は構いません。
日常的にそうして休憩しているという先生は少なくないのかもしれません。

私に話しかけてきた子の担任がその先生だとは知らずに
「先生と遊んだら」
なんて言ってしまったのは私のミスです。
その子にも担任にも申し訳ない。

このとき感じました。
私は私が好きで子どもたちとよく遊んでいるし、幸いそれを妨げるものも今のところ何もないので楽しんでいますが、これが、子どもたちと遊ばない、遊べない他の先生たちとのギャップを広げていることになっているのだろうと。

私と先生のギャップ
私のクラスの子と他のクラスの子とのギャップ

昨年まで教務主任をしていた頃は学校全体を見る広い視野に立って、そういうギャップにも敏感になれていましたが、久しぶりに担任に戻って、私も自分の足下のことに夢中になっていました。
が、またその感覚が戻ってきました。
学校全体のバランスを考えて自分の立場で立ち振る舞うということ。
ギャップはお互いにとっていい刺激になることもあるし、お互いの立場を辛くすることもあります。
そこら辺を見極める目ですね。
必要なのは。
自分のなかにも充分に養っていきたいと思います。