小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

研修係としての痛恨のミス

2018-01-24 07:17:13 | 教師の仕事術の攻略法
次回行われる校内の研究授業に向けて、研修の場で検討会を開いていました。
私は研修主任として会を進める役目です。
授業者となる先生たちは色々と準備をしてくれていたので、できるだけいい授業にしようと、意見交換をしました。

意見交換をしているうちに、私も進行の役目を忘れてしまい、一緒に意見する側になってしまっていました。
そしてしばらくすると…

(あっ)私と校長、あと数人の先生しかしゃべってないことに気が付きました。
これは私のミス。
すぐに取り戻さなくてはと、授業者の先生に振りました。
「ごめんなさい、話に夢中になってしまいました!○○先生、いかがでしょうか?」
するとその先生は、少し困ったような笑いを浮かべながら、
「あの… 難しすぎて分かんないです。」
と。

(しまった…!)
やってしまったと思いました。
私を含めて一部の者で盛り上がってしまうこと自体よくないことですが、そらにその話の中身が周りの人にとって、聞いても理解できないような中身になっていたのです。
確かに理論的なことに関する難しい話をしていました。
そういう話そのものは研修の場に出てきてもいいものだし、それが難しいと感じる人がいたとしても、誰かがそれをかみ砕いてくれたり、みんなで解釈しようとしてみたりすればいいわけで、そこに研修の深まりも生まれます。
でも今回は、係である私がそれにのめり込んでしまっていたことが失敗です。
本来私の役目は盛り上がる話を客観的にとらえながら、同時に会全体を見渡し、一部の者だけでなく全員で研修の深まりを共有できるようにしていく役目です。
難しい話で、参加している人たちの間に溝が広がりそうならば、それを防ぐように働きかけなければいけません。
ということは、今までの経験から分かっていたし、これまでにもそういう役目を果たせていたはずなのに、今回は…

非常に申し訳ない気持ちになりました。
「分かりづらい、参加しにくい研修」
なんてものは最もつくりたくないと思っていたのに、自らがそれをしてしまうなんて…
やり慣れた仕事への、新任校での身軽な仕事への、緊張感のなさが露呈してしまったような気分です。
反省して、今後に生かします。