8月頭に,県大会での発表が済み,それ以降,夏休みを満喫させてもらってます。
(それまでは,(思いがけず)そのための準備が超忙しかったから,いいでしょ!)
実家にもゆっくり帰省しました。
じいちゃん,ばあちゃんが二人の孫にデレデレ。
家事も任せられるし,私も妻も,すっかり居心地がよくなって,予定よりも何日か多く滞在しました。
あとは,まだまだ小さい我が子と遊んで回る日々です。
貴重な時間,大切にしたいと思います。
その間,またまたブログの更新がずーっと滞ってしまいました…
すみません。
こんな調子じゃ,読者の方々も離れていってしまうよなぁ
って思いながら,それでもなかなかパソコンに向かわず。
久しぶりの今回は,最近の教育ニュースを取り上げてみたいと思います。
こんなニュースが流れました。
文部科学省は,インターネットでのいじめや中傷の書き込みをいち早く見つけるため,いわゆるネットパトロールを行う費用を各地の教育委員会に補助する方針を固めました。
ということです。
これ,大賛成ですね。
費用をあてられた教育委員会は,確実に,早急に有効活用してほしいと思います。
学校でも,情報モラルなどに関する指導は進めていますが,こういったネットパトロールということまでは到底できません。
そんな時間もないし,できる人もいません。
ということで,必要な専門知識をもっている外部機関へ委託するというのは,当然の方法だと思います。
つい先日,本校でも夏季校内研修の一つとして,情報モラルに関するものをしました。
そこでは担当の先生と,招聘した指導主事の先生から,最新のネットいじめの事例が多く出されました。
その複雑さや悲惨さに,「え…」とため息をついてばかりの時間になりました。
年配の先生たちが,最近の子どもたちのネット事情に精通していなくて,いろんな事例に驚くのは分かりますが,今回,私も多く驚かされました。
私自身,ICT等にはある程度精通しているという自負があったのですが,いつの間にか,私さえも追い越されているという現実を知りました。
正直,これじゃあ十分に子どもたちにネットモラルのことを指導することはできないとも思いました。
以前,ちょっと前までは,そんなことなかったのに。
恐いものです。
今の子どもたちはネットと深く関わり,依存していきていくわけで,その傾向は今後益々強くなるでしょう。
学校ではそのことを強く受け止め,これまで以上に情報モラル等に関する指導に重点を置くようにしなくてはいけません。
しかし,そのことを分かってはいても,実際に現場が変わるかというと,それがなかなかそうはいかないのが現実です。
文科省がなにか提言しても,教科書が変わっても,現場はまだ変わらない。
そういう体質があります。
先生たちは目の前の子どもと向き合いので精一杯で,教育の方法変えるというゆとりがありません。
言われても,できません。
今回のネットパトロールの強化は外部に委託するものであり,直接学校現場に関わる仕事はないのかもしれませんが,学校もこのことを受けてより意識を強くする必要があることは言うまでもありません。
ネットやICTに関しても,最新の事情を知っておくために,先生は自らその分野に首をつっこむ姿勢を常にもってなくてはいけないと,今回私は改めて強く感じました。
自分の生活や仕事に必要な範囲で関わるのではなく,子どもたちが関わる範囲には自分も足を踏み入れてみる,そういう意識です。
めまぐるしく変化する現代のネット事情において,それは簡単なことではないでしょうが。
本校のように,校内研修で定期的に取り上げるのは有効な策の一つです。