何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

2017 四方山話 体重編

2017-09-10 05:00:00 | 自然
「誰の山 どんな山」 「2017 四方山話 その壱」 「2017 四方山話 その弐」 「2017 四方山話 その参」 「2017 四方山話 その肆」 「2017 四方山話 食事編」

「2017 四方山話 食事編」を、「いつものお宿''上高地温泉ホテル''で体重計に乗ったなら」で終えているが...

一年に一度は上高地で過すことにしている我が家が毎年お世話になるホテルのお決まりの部屋。
ここで、ワンコと寛いで体重が増えないはずがない。
  

体重増加に大いに寄与している食事の写真を掲載できれば良いのだが、一品ひとしなずつ供される食事を撮ることは憚られたので、食事の写真はない。
他にも、本当は撮りたかったにも拘らず(やはり憚られて)撮れなかったものに、ロビーに併設されているギャラリーに展示される、秩父宮様がお使いになられた茶器と、青蓮院門跡門主 東伏見慈晃様(今上陛下の従弟)の書が ある。
書を撮るのは憚られたが、揮毫された「山川草木悉皆成仏」「一隅を照らす」の言葉は胸にしみるので、ここに記しておきたい。


というわけで、最後のお宿の食事の写真はないが、「日常ではありえない荷物を担ぎ、日常ではありえない距離を歩き攀じ登り、なぜに体重が減らないのか、どうかすると増えるのか」と嘆いたままでは情けないので、何か科学的根拠はないかと検索していると、あったんだな、コレが。

「Little Medical~ちょっとメディカ~あなたの毎日を充実させるために」というサイトの「登山後に大樹が増加するのは【むくみ】が原因?予防法や対処法は?」によると、登山時に生じる筋肉痛が体重増加の原因だという。
筋肉痛は、筋肉繊維が破壊され炎症を起こすことにより生じるそうだが、人間の身体は良くできており、破壊された繊維はすぐさま、より太く強い筋肉繊維をつくることで回復しようとするのだという。その時に、多くの糖分を溜め込もうとするため水分の代謝が一時的に悪くなり【むくみ】となり体重増加の原因となるのだそうだ。
『(記事より引用)この体重増加は一時的なもので、筋繊維が完全に修復されたら、水分の代謝ももとに戻り、体重も元通りになります。
登山経験が浅い人だと登山後に体重増加が起こりやすいです。
これは、登山に必要な筋肉の筋繊維が破壊されるためです。
登山経験の長い人は、登山による筋肉痛が起こりにくくなるため、登山後の体重増加もほとんど見られなくなります。』
https://currentjp.com/archives/12938.html

確かに、下山直後に増加した体重は、帰宅して2~3日もすれば元通りになり、その後しばらくは減少傾向が続いてくれる。
これを私は、登山により基礎代謝量がupしたおかげだと思っていたが、記事によると、どうやら勘違いのようだ。

山に魅せられて20年ちかくになるが、実際には年に一二度登ることができれば上等という状態なので、これからも下山直後の体重増加は続くと思うが、安全で楽しい登山を最大の目標にし、これからも山を歩きたいと思っている。

お山の話は、あと一つ つづく

2017四方山話 食事編

2017-09-08 05:00:00 | 自然
「誰の山 どんな山」 「2017 四方山話 その壱」 「2017 四方山話 その弐」 「2017 四方山話 その参」 「2017 四方山話 その肆」より

すでに風物詩の感があるにもかかわらず一度も見たことがなかったのだが、今年初めて「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ系)を見たのは、新聞のテレビ欄に、’’槍ヶ岳からの中継’’の文字があったからだ。不慮の事故で義足での生活となって間もない女性が、槍ケ岳山荘からの岩の塊を一歩ずつ登りつめていく様子は、それだけで心を打たれるものがあるが、何年か前に自分も登り、一歩一歩の積み重ねが分かるだけに、感動もひとしおであった。
そうなってみると現金なもので、この番組のアレコレも思わずクリックして読んでしまう、そんな中に、「あるある」と思わず声をあげる話があった。

<ブルゾンちえみ、体重を発表 24時間マラソンでメイクも体重も落ちず>
シネマトゥディ2017年8月29日 11時42分配信より一部引用
先日放送された今年の「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ系)でチャリティーランナーを務めたお笑いタレントのブルゾンちえみが29日、自身のTwitterでマラソン後も体重は減らず「60kg」のままだったことを明かした。ブルゾンの特徴的なメイクがマラソン完走後にもほとんど落ちなかったことが大きな話題となったが、体重の変化もなかったことを本人は「逆におそろしい」とコメントしている。
ブルゾンはこの投稿で、「マラソン終わって体重測りました。60kgのままでした」と報告。「変わってないんかーい! って思わず口から出ました」と自らツッコミを入れつつ、「メイクも体重も落ちない、、、逆におそろしいんですけどー!」と心境をつづった。
https://www.cinematoday.jp/news/N0094016

何年か前、下山後の楽しみである温泉に浸かった後、大いに期待しながら体重計にのり、思わず「ウッソー」と声をあげたことがある。
ブルゾンさんのように変化がないなら未だしも、キロ単位で増加していたのだ。
すると、同じく下山後だという人が、「もう何年も、自分のなかでの七不思議の一つですよ。日常ではありえない荷物を担ぎ、日常ではありえない距離を歩き攀じ登り、なぜに体重が減らないのか、どうかすると増えるのか」と、おっしゃった。
それ以来、山へ出発する前と、下山後すぐの入浴では、目を皿のようにして体重を確認するのだが、一度も体重が減っていた試しはない、毎度毎度、1.5㌔は増えている。

そんなお山事情を支えている食事を、今回は掲載しておこうと思っている。

以前は行動食と云えば、カロリーメイトだったのだが、それでなくともカラカラの口から一切の水分を奪ってしまうので、最近ではドライフルーツと葛羊羹とウィダーinゼリーを携帯している。
が、これだけで太るわけがない。
何と言っても、ヘリコプターのお蔭で、お山の食糧事情が素晴らしく改善したことが大きい。

初めて涸沢小屋に泊まった十数年前の夕食に、金目鯛の煮つけが並んでいるのを見た時も驚いたが、最近では生野菜にデザートのフルーツまであり、しかも かなり美味しい。

涸沢小屋の夕食&朝食



狭いテーブルに所狭しと並べられるため、小笠原流もヘッタクリもないが、見ず知らずの者同士 配膳をし合い、登ってきた山登る予定の山の話が弾む食事の時間。だが、この日は 5時から30分おきに用意される食事が8時まで続いてたことからも分かる通り、涸沢と同様に大混雑で、やはり二人で一枚の布団とあいなった。

穂高岳山荘の夕食&朝食


井上靖氏の「氷壁」に描かれている’’徳澤園’’。
人気のお宿で最近は泊まることが出来ないが、下山途中に鼻先にぶら下げる人参として最適なのが、徳澤園のカレーうどん と ソフトクリームだ。今年は、体重を維持したまま帰宅するぞ!を合言葉にしていたため、カレーうどんは諦め、ソフトクリームに舌鼓をうった。


徳澤園に泊まることが出来なくとも嘆くことはない。
徳澤には もう一軒、素晴らしく居心地のいいお宿がある、それが’’徳澤ロッヂ’’
一昨年、一年休館してリニューアルした館内は、村営とは思えないくらい?モダンで素敵だが、対応は村営らしく?アットホームで心地よい。そんな徳澤ロッヂの食事は、相部屋一泊一万円とは思えないほど、なかなかに美味しいので、普段は飲まないビールがすすむ?
 

二人で布団一枚の喧騒が嘘のような徳澤ロッヂ。
登山者向きの宿のためか朝食は6:30だが、それでも既に出発している人は、多くいる。
相部屋にもかかわらず、個室感のある二段ベッドでゆっくり眠り疲労回復した体に、朝食は美味しい。
その朝食のカロリーを消費しないうちに、河童橋の袂のオープンカフェで食べる山賊バーガーと(珍しいチーズを挟んだ)サンドイッチと上高地コロッケが、これまた美味しい。


かくして、最後のお宿’’上高地温泉ホテル’’に到着し、体重計に乗ったならば・・・

お山の話はもう少し続く




2017 四方山話 その肆

2017-09-05 00:00:00 | 自然
「誰の山 どんな山」 「2017 四方山話 その壱」 「2017 四方山話 その弐」 「2017 四方山話 その参」より

涸沢には毎夏もう10年以上通っているが、今年は経験したことのない混雑で、初めて二人で布団一枚という経験をした。
9時の消灯を待たず寝入ったせいか夜中に目が覚め、トイレでも行こうかとヘッドランプ片手に部屋を出ると、廊下まで溢れ出た人がコロがっている(笑い)。廊下でトドのように眠る人を起こさぬよう気を使いながら部屋へ戻ると・・・自分が潜り込む空間はもはや残されてはいなかった。
だが、人熱れのせいか何がしかの暖房が利いていたのか温かく、私も其処ら辺に転がっていた。
そんな夜が明けた朝は、涸沢カールを染めるモルゲンロートこそ拝むことは出来なかったが、今回も素晴らしい眺望を期待できる青空が広がっていた。

ところで、下の二枚の写真が下手なのは十分に、分かっている。
パノラマ撮影にするか高さを揃えて撮れば良いものを、連なる山々をブチ切れに撮ってしまった写真を、わざわざ載せたのには理由がある。
穂高岳山荘まで前後しながら登った親子の会話が面白かったからだ。
父が理知的な顔を息子(小学校中学年くらい)に向け、’’下弦の月’’について講釈をたれているのに、息子は、日焼け対策としてヘルメットの下に帽子をかぶるという珍妙なカッコウの女性を見ては、「見栄えを諦めたら、女子力はお終いだ」と嘆いていたり。
その嘆きを聞くや父は、舌なめずりせんばかりの表情で「そんな女子力低下組には、槍ケ岳登山が最適。なぜか」と息子に問うたり。
そんな会話に参入しながら撮った’’下弦の月’’が浮かぶ写真なので、ヘタを承知で掲載している。


だが楽しい会話をよそに、山の天気は怪しげになっていく。
ザイテングラードを見上げた時には晴れ渡っていた空が、いざ登りはじめると、下から次々と雲が湧きあがってきた。
急速に天気が崩れていくのを感じつつも、渋滞や落石事故が起こりやすい場所ゆえに慎重に進もうと思っていた矢先、上の方で、滑落事故の救助活動をしているという話が伝わってきた。
早期の発見・救助により大事に到らなかった事は不幸中の幸いだが、このような時、涸沢に長野県警山岳救助隊の方々が常駐して下さっていることの有難みを、心から感じるものである。

穂高岳山荘に、思いの外 早く着いたため、ゆったりしすぎたのがイケなかった。
気が付けば、あっという間に一面乳白色の世界。
慌てて頂上に向かうも全く視界がきかなかったのは残念ではあったが、奥穂の飛騨側の危険個所には岐阜県警山岳警備隊の方が張り付いて下さっていることに感謝したり、とりあえずは雨にあわずにすんだことを感謝したりと、有難い山行であった。


ところで、今回 穂高岳山荘に泊まったのには理由があった。
ワンコの名前の由来の山で、ワンコと一緒に、明け方南の空に輝く’’約束の星’’を拝したかったからだ。
だが、生憎の空模様で ''約束の星’’は勿論 日の出も拝むことは出来なかったが、それ以前に、少なくとも’’約束の星’’を拝することが出来る時間に起きることが出来なかった。

私が山歩きを始めた頃は、小屋の消灯は8時だったような記憶があるが、今回は二つの山小屋とも9時であった、そのせいとは云えないが、翌朝早くの出発に備え早くから布団に入っている人がいるにもかかわらず、いつまでも大声で話す人がいた。
これが まだ山の話題であれば、子守唄代わりに聞くともなしに聞いておれるが、聞くに堪えない人の悪口であったり居酒屋の料理評(しかもほぼボロカス)とくれば、聞き苦しい事この上ない。
だが、このようなマナー違反の取り締まりを、山小屋に訴えるのはお門違いだと思うのは、ある山荘の若大将のブログを読んだからだ。
その若大将は、『山でのマナーについて注意すると、登山者から「ブログで晒してやる」と反論されることがある』と嘆いておられた。

私のような素人山歩き派は、多くの支援あっての安全登山だということを肝に銘じなければならない。
山小屋の方は、定期的に登山道を整備してくださっているし、一朝事あれば真っ先に救助に向かっても下さる。
警察や民間の山岳救助の方々は、時に自らの命の危険を冒してでも救助にあたって下さる。
そのような多くの支援あっての素人登山だと今一度肝に銘じ、自分達に出来る最大限の準備や協力はすべきだと、改めて感じた今回の山行であった。


追記1
小心者の私は、「2017 四方山話 その4」の表記をどうするか迷っていた。
危険と隣り合わせの山の話だけに、4という響きを敬遠したからである。だが<肆>には、欲しいままという意味があると知り、語の響きはさて置き、用いることにした。

追記2
女子力低下の女子が槍ケ岳に登るとイイ 理由は?
・・・槍ケ岳の頂上にいる男性は ヤリMAN、槍ケ岳に登れば女性もヤリマン・・・
おあとがよろしいようで

2017 四方山話 その参

2017-09-03 19:30:00 | 自然
「誰の山 どんな山」 「2017 四方山話 その壱」 「2017 四方山話 その弐」より

横尾をこえると、槍ケ岳へ向かおうと涸沢へ向かおうと蝶が岳へ向かおうと、「山に登るのだ」という雰囲気が高まってくるのだが、それを盛り上げるような道標もある。
この道標には、上高地~横尾11㌔、横尾~涸沢6㌔とあるが、手元の「穂高連峰を歩く」(山と渓谷社 秘術解説・鈴木昇己)によると、上高地~横尾 10.3㌔、横尾~涸沢 5.1㌔ とある。私としては、どちらでもよいのだが、どちらかというと「たくさん歩いた」と思える方が満足感はあるのだが、どちらが正確なのだろうかと、いつも思っている。
いずれにせよ、横尾を超えると、山人の世界になるのは確かで、この橋には「涸沢方面へ向かう登山者は、二時以降この橋を渡らぬこと」という注意書きがされている。
横尾までは標高差もさほど無い山道をダラダラ11㌔歩いているのだが、横尾からの6㌔はさすがにキツイ。
そのような山人の世界に踏み入ったのだと感じさせてくれるのが、横尾大橋から しばらく歩くと見えてくる ’’屏風岩’’だ。
日本の山岳会が世界をリードしていた頃の登山家を書く本の全てに その名が記されている’’屏風岩’’。
今でも登攀する人はいるようで、双眼鏡をのぞくと岩に張りついているクライマーを見ることができる。

上高地から横尾の間には、ほど一時間おきに明神・徳沢と休息スポットがあるのだが、横尾からの3時間はキジ撃ち&お花摘みの世界だ。
そんな登山道で唯一誰もが休憩の目安としているのが、ここ本谷橋だと思う。長い吊り橋の下には、涸沢の雪解け水が轟々と音を立てて流れ下っている。 

本谷橋からの急登は、休憩の目安となる場所がない事と景色に変化が乏しい事も相俟って かなりキツく感じられるのだが、この落石の危険がある箇所は、危険なのかもしれないが、ここさえ過ぎれば雪渓が見えてくる(小屋も近い?)という目安となり、ホッとする場所でもある。
 
雪渓を歩き、小屋が見えてからが、長い長い。
「あと少し」と一旦気持ちが緩んだ後は、その’’あと少し’’がキツイ。
こうなると、涸沢小屋のソフトクリームか、涸沢ヒュッテ名物の おでん&生ビールを鼻先にぶら下げ、最後の気力を振り絞るしかない。とは云え、例年なら小屋に着くと急速に体が冷えソフトクリームは却下されるのだが、今年は美味しく食べたことをみると、お山にも温暖化の波が押し寄せているのだろうか?
 
温暖化の波は兎も角、人の波は物凄く、テン場に張り損なったテントは雪渓にまで張られていたし、布団は一枚に二人という混み具合だった。


お山の話はまだまだつづく

2017 四方山話 その弐

2017-09-02 10:00:00 | 自然
「誰の山 どんな山」 「2017 四方山話 その壱」で、「お山の話はつづく」としていながら、続編が続かないのは、忙しいだけでなく、天候に恵まれなかったせいで良い写真がない、という事情もある。
だが、天候は兎も角として、ワンコを想いながら歩いた道程 や 奥穂初登頂の恩人との思いがけない再開など、言葉にできないほどの感謝につつまれた山行であったことを記録しておくため、この週末は写真の整理をすることにした、今回はその道程編(往路・復路も日付も無関係に、上高地~奥穂の道程)。
朝5時にゲートが開くのを待ち、上高地に入り、寒さに震えながら身支度をし、そろそろ出発しようかという6時頃の河童橋。晴天であれば、河童橋の遙か向こうに輝く穂高連峰が、この日は厚い雲に覆われている。
だが、すっかり鈍った身体にザックを担いで15.4㌔(「穂高連峰を歩く~山と渓谷社」より)歩く身とすれば、曇りぐらいの方が有難い、と思いながらの出発。

梓川左岸を歩くこと50分で明神へ。
以前何かで、「明神を越えると、そこは岳人の世界となる。先の長さを思い口を閉ざして静かに歩く登山靴の足音だけが聞える」と云う内容を読んだ記憶があるが、今や明神から小一時間(約4㌔)の徳沢まで多くの観光客が足を延ばすようになっている。
とは云え、朝7時過ぎはまだまだ静謐さは保たれている。
  

この夏 上高地バスターミナルの二階では、「氷壁」(井上靖)のモデルとなったナイロンザイル事件について展示されていたが、井上靖氏は「氷壁」の執筆以来 何度となく穂高に登っておられる。
そんな井上靖氏が、こよなく愛されたのが明神から横尾までの樹林帯。
(『 』「穂高の月」(井上靖)より引用)
『これこそ他のどこでもなく、日本の風景の中を歩いているという思いを持つのは、穂高に登るとき、梓川に沿った樹林帯を歩いている時である。』
『山よりも、山に登ることよりも、梓川に沿った樹林帯を歩くことが楽しいのである。~(略)このように美しい川が、このように美しい樹林帯がこの世にあったのかという思いを持ったのである。』
去年2016年、梓川沿いの樹林帯で撮った’’道’’

井上靖氏ほどの感性の持ち主でなくとも、この’’道’’の素晴らしさには誰もが感動を覚えることだろう。
下山後、朝日が差し込む樹林帯のこの’’道’’を歩く時は いつも、「この道が、どこまでもどこまでも続かないものか」と思っている自分に、気付く。だから、思わずシャッターを切るのだが、その素晴らしさの万分の一も収めることができていないのは、写真に収まりきらぬ美しさ、というのもあるが それよりは、私の腕がまったく無いからだということは分かっている。

横尾をこえると完全に登山者だけの世界となるが、その写真は又つづく