何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

夢幻のごとくなり

2019-06-02 18:49:19 | ニュース
子供の頃は、無類の信長好きだった。

<教科書に登場の「信長像」画、修復作業終え公開> 読売新聞 6/2(日) 11:51配信より一部引用
日本史の教科書などで知られる国の重要文化財「紙本著色(しほんちゃくしょく)織田信長像」が1日、所蔵する長興寺の地元、愛知県豊田市の市美術館で修復後初めて公開された。
信長像は1583年(天正11年)、信長の一周忌に同寺に奉納された。生前の信長をよく知る狩野派の絵師が描き、本人に近い作品とされ、掛け軸で保管されている。
2016年度に絵の具の剥落(はくらく)やしわなどが修復され、水墨画に使用される竹紙が使われていることなども分かった。同寺の山岡英山住職は「この機会にきれいになった信長像を見てほしい」と話している。

昨年訪れた名古屋城に鎮座していた信長さま


小6の誕生日に、友人が「織田信長」(山岡荘八)五巻セットをプレゼントしてくれるほど、信長が好きだった。
だが今、信長のニュースを聞き、当時の自分を思い出し複雑な気持ちになるのは、26歳の信長が桶狭間の合戦の直前に舞った「敦盛」の50歳を意識する年になっているからかもしれない。
あの頃は、自分が50歳になることも、ましてその齢になって尚「馬齢を重ねておりまして」などと言わねばならぬことも、想像もしていなかった。

今なら、自分自身には「鳴かせてみよう」を課しながら、「鳴くまで待とう、で御頼申します」といったところか。

そんなことを久しぶりに考えさせてくれた、このニュース。
修復後の初公開が6月2日とは、気の利いたことを、と思ったのだが、初公開が1日と知り、少々興ざめしている。




無粋な追記
信長の命日は、旧暦6月2日