今月のワンコの日に、先月のワンコお告げ本の続きを書き、そして大晦日の夜
今月のお告げ本の意味を考えているなどという申し訳ない状態だけど、
ワンコはすべてお見通しだから許してくれるよね
まさか年末押し迫ったここにきて、ここまで酷くコロナ禍の影響を受けるとは思いもしなかったよ
先週はもう自分の方がぶっ倒れるんではないかと思ったけれど、
なんとか乗り切れたのは全て、ワンコのおかげだと思っているよ
だから今日は、
ワンコ聖地をお参りし、仏壇の掃除と正月飾りを心をこめてしたんだよ
そして今、ワンコお告げ本の意味を考えているんだよ
奥穂より常念岳を眺む
「神様のカルテ 0zero」(夏川草介)
本書は読んだことがあるし、
正直なところ、「神様のカルテシリーズ」のなかでは凡庸な作品という印象が強かったから、
ワンコのお告げも、何かの間違いじゃないかと思ったんだよ
さいしょ読み返した時も、ワンコの意図が分からなかったのだけど、
今はこわいような気がしているよ
本書は、このシリーズの所以が記されている「神様のカルテ」を含む四編の短編集からなるのだが、その一つ「冬山記」にある言葉に、ワンコの意図を感じている。
帰る場所がないからこのまま山で死んでもいい、と言う冬の常念岳で滑落した男。
そんな男を、自らの命を危険に晒しながら、救おうとする写真家の言葉が、先月のお告げ本とリンクする。
『帰る場所なんて、自分で作るものですよ』(『 』「神様のカルテ0zero」より)
先月のワンコ生誕祭でお告げしてくれた「犬がいた季節」(伊吹有喜)にあった『迷った時に戻る場所』という言葉。
そういう場所や自分になりたいと強く思うのだが、本書がいう『帰る場所なんて、自分で作るものですよ』も確かな真実だと思う。
上手く言えないけどさ、
『迷った時に戻る場所』と思ってもらえる自分であり続けたいとは思うけれど、そういう自分であるためには、自分の『帰る場所』をきちんと自分で作っておかなければならないな、そんなことを強く考えさせられた、コロナ禍非常事態の大晦日の夜だよ
ワンコ