御大も年をとったと思い知らされた、
御大が仕立てた正月飾りの盆栽
桃の節句に梅の花を掲載するのも何だが、こんなニュースを見つけたので、今年も性懲りもなく繰り言を書く。
<安定的な皇位継承 政府が年度内に議論開始 女性宮家など論点に>毎日新聞 3/1(月) 20:25配信より一部引用
政府は1日、安定的な皇位継承策を議論する有識者会議を月内にも開催する調整に入った。代替わりの一連の儀式が全て終わったことから、本格的な議論に着手する。政府関係者が明らかにした。 上皇さまの天皇退位を実現した皇室典範特例法の付帯決議は、安定的な皇位継承の検討について、退位後「速やかに」行うよう政府に要請。これを踏まえ、政府は水面下で有識者への非公式なヒアリングを重ねていた。 政府は上皇さまの天皇退位を巡って16年に有識者会議を設置し、会議のメンバーが専門家から意見を聞いた。今回も同様の形式を念頭に置いて会議のメンバーの人選を進め、公式の議論に入りたい考え。若い世代の皇族数を維持するため、「女性宮家」を認めるかなどが主な論点となりそうだ。
敬宮さまが女性天皇になられる法案が提示されようとしていた まさにその時、人の道では考えられぬやり方で、その道が絶たれた。
党議拘束をかけてでも、もう一度解散してでもその法案の成立を果たそうという意気込みだったライオン丸総理は、ちょうどその頃咲いていた梅にかけ、一茶の歌を披露した。
梅さけど 鶯鳴けど 一人かな
母の実家の家紋が梅鉢なことから、梅には親しみを持っていた私だが、あれ以来 梅の高貴な香りは、どこか物悲しさも運んでくる。
あの時 いと高い処ご自身が、21世紀も男尊女卑でいくのだと示されなければ、今の世も少しは変わっていただろうか。
「生涯に一度も子供を産まぬような女を税金で面倒みる必要はない」と言い放った輩が、男女平等をスローガンの一つに掲げる五輪の会議で「女は闘争心が強いので会議に不向きだ」「弁えぬ女は使い物にならぬ」などと嘯くことはなかっただろうか。
またその尻ぬぐいにでてきた名誉男性の「選択的夫婦別姓に反対するのは私の信念だが、それとは別に仕事上は男女平等の五輪を推進する」という言葉の理解に苦しむことも、又そう言いつつご自身は別姓使用をしているという行動の理解に苦しむことも、なかったのだろうか。
21世紀がはじまるなり、いと高き処ご自身がこれ以後も男尊女卑でいくのだと宣言されたのだから、この混乱も致し方あるまい。
そういう意味では、私はもう諦めているし、冷めている。