9/16 (月)
台風18号が関東から東北方面へ、その影響で一日雨降りですが風はまだ吹いていません。
大きなサロマ湖の隣に能取湖(のとろこ)があり、能取湖畔のサンゴ草の群生地は日本一の広さがあります。
空がどんよりしているので湖面が分かりにくいですが、遠くにかすかに白く能取湖が見えています。
生憎の雨ですが木道からはサンゴ草が良く観察できました。
この群生地で昨年は9/15・16の2日間に「サンゴ草祭り」が開かれていました。
ネットでこの情報を見て万全を期して、旅行日程を決めたのに・・・
温暖化の影響で段々と紅葉が遅れ、9月末から10月初めだと真っ赤っかに燃えるように色づいたサンゴ草が見られるようです。
これでも十分に美しいですね。 木道から外れることが出来ないので、アップで写すのは難しいですが。
1本で見るとシンプルな植物ですが、群生していると美しくサンゴのように見えます。
花は8月末から9月初めにかけて咲き、その頃は全体に緑色をしているようです。
サロマ湖も能取湖も完全な淡水ではなく、淡水と海水が混じり合った汽水湖です。
塩分を含んだ水でサンゴ草が生育するようですが、温度と塩分濃度のバランスが難しいようですね。
サンゴ草は正式名称は「アッケシソウ(厚岸草)」で日本では北海道の厚岸町で一番早く発見されたので、この名がついています。
アッケシソウは塩生植物の中でも、塩に特に強い耐性を示し、塩の存在に依存的な植物なのだそうです。
綺麗に生育している場所と、かなり残念な所もあります。
これでも昨年よりは改善しているそうですが。
地元の観光協会でサンゴ草を蘇らす活動をしているそうです。
興味がある方は観光協会をクリックしてみてください。
過去の真っ赤に紅葉した美しいサンゴ草の写真が掲載されています。
案内書のマップに載っていた能取岬先端付近のサンゴ草群生地にも行ってみました。
ここは行っても無駄でした。
舗装の道路から外れるとかなりの悪路、そして見えてきた群生地は遥か彼方でした。
望遠レンズに替えて写しても、これだけがやっとでした。
行って見て分かったことです。行かないでいて後で「行けば良かったな」と後悔したくなかったので。
そこは自由気ままな旅なので、我がまま言わせてもらっています。
お腹が空いて網走でランチにしました。
夫はいくら丼を、私はいくら、うに、ほたての3色丼を。
この5日間はかに、いくら、うに、ほたて、さけ、えび等海鮮ものを満喫しました。
知床へ行く前に、知床博物館へ行ってみました。
縄文時代の土器や昔懐かしい家具、とりわけ美しい木肌を持つ樹木に興味を持ちました。
沢山の樹木の中で桜の木肌が特に美しい。
やや~懐かしいスキー板の変遷が~
一番左の金具は子供のころ使っていたスキーにもこれでした。
そうそう竹製のストックでしたね~
大きなヒグマのはく製の脇に、大きさが分かるように夫に並んでもらいました。
こんな大きなヒグマに出会いがしらに会ってしまったら怖いでしょうね~
知床情報を勉強してから知床半島へ。
まずは「オシンコシンの滝」、水量が多くて迫力満点でした。
オシンコシンとは「そこにエゾマツの群生するところ」に意味するアイヌ語が由来とされています。
日本の滝100選に選定されています。
知床半島のウトロに宿を予約していました。
宿の玄関をくぐってまだチェックインしていないのに、すぐおしぼりが来ました。
ロビーには数種類の飲み物が用意されて、嬉しい「おもてなし」の心満載の宿でした。
ビニール製ですが2色の籠は、温泉へ行く時に小物やバスタオルを入れて使うもの。
これは便利ね~ たいてい洗面袋を用意していたりするけど、この大きさの籠なら途中で落し物はあり得ないし。
他に黄色や赤などがありました。
大浴場ではスリッパの履き間違えがいやで、自分のスリッパを持参することもあったけど、
この部屋番号を止めるクリップを持って行けば、間違いも起きないですね。
先日の八ヶ岳の温泉では、温泉の入り口にこのような番号札のクリップが置いてありました。
最近このような小さな気遣いをする宿が増えてきたのでしょうか。
すごく日本的な優しい気遣いでした~
16日は一日小雨でしたが風はなし、北海道に台風が近づいているとは思えませんでした。
オホーツク海の眺望が良いこのホテルは、窓はガラスが2重窓で夜中も全く音が聞こえずに静かでした。
3日目は知床5湖を巡り、摩周湖を経て屈斜路湖へ向かいます。
続きはまた~