花好きグランマの独り言

いつの間にか大好きな季節到来。
控え目な花、地味な花など山野草が大好き。
まるで私のよう? 孫も登場します。

北の旅 知床五湖特集(3日目)

2013-09-22 22:15:16 | 旅行

9/17 (火)

北海道旅行3日目は、台風一過のお約束快晴になりました~

温帯低気圧になったとはいえ、釧路や厚岸では大雨のためにあちこちで冠水していました。

 

 

 

早朝目が覚め窓のカーテンを開けると、眩しいばかりの青空が広がっていました。

オホーツク海も群青色で、昨日までのどんよりしたグレーの海とは全く別物、同じ海かと思うほど美しい。

真夏の暑さには閉口するものの、太陽の恵みはありがたいものです。

 

おもてなしの心が一杯の宿を後にして、知床五湖に向かいます。

また泊まりたいと思う宿でした。

 

 

 

出発して10分ほど走ると眺めが良い場所に車を停めて、カメラを向けました。

振り返ると宿のあったウトロが良く見えています。

高台の白い建物が、宿があった場所でしょう!

 

 

 

 

知床五湖入口にある駐車場に車を停めて案内板を眺め、私たちは五湖全てを巡るコースを選びました。

 

知床が世界遺産になる直前の、2005年の7月にも今回の旅行のコースと、全く同じルートを娘と2人で来ています。

夫はまだ現役でしたから~

夫は初めての知床、私にとっては2度目ですが、前回は1湖と2湖だけしか歩けなかったのです。

なぜって、ヒグマが出没するために3~5湖は立ち入り禁止区域になっていました。(>_<)

 

それで今回はリベンジです。

2つ目の旅目的は知床五湖全部を歩きたい~ でした!

幸い天気も良し、ただし8年前とは違っていることがありました。

8年前は入山料ってなかったように思うけど・・・

 

入山料と言っても大人一人250円ですから、大した金額ではありません。

ただし有料ルートを歩く場合は、レクチャーを受けなければなりません。

時間指定されて、約30分ほどのDVDと係員の講義を受け、ヒグマが生息する住処にお邪魔させてもらう心得を、念入りに諭されました。

もし万が一ヒグマに遭遇したときの対処の仕方も。

前日の16日は雨降りなのに、ヒグマの目撃情報があり、入山中止になったとか。

 

 

レクチャーを終了して、一人ずつ立入認定証を提示して、初めてスタート地点に立つことが出来ます。

案内図の黄色で示した高架木道部分は、無料なのでどなたでも歩くことが出来ます。

有料ルートはスタート地点を右に時計回りと反対方向に歩き始めます。

真ん中のルートは、1湖と2湖だけ歩きたい人の短縮コースです。

 

 

 

 

林の中を歩き始めるとまもなく、ヒグマの爪痕が残っていました。

下から木によじ登っていった爪痕で、黄色の丸印の部分によりはっきり残っていました。

 

 

台風の影響で慌ただしく荷造りをしたせいで、忘れ物を一つしました。

クマよけの鈴です。 前回買った鈴を持って行こうとしていたのに、すっかり忘れてしまいました。

本来ヒグマは人間を襲わないそうですが、出会いがしらでびっくりしたり、子熊を連れていたりすると、本能的に襲うことがあるそうです。

ですから「人がいるよ~ ちょっとお邪魔しているよ~」 と人間がいることを知らせることが大切だと。

 

鈴を鳴らすもよし、時々手をたたいたり、大きな声を出すなどして存在をアピールしながら歩きました。

 

 

 

逆回りなので、まず一つ目の湖は5湖からです。 隣は4湖です。

水が透き通っていてとっても綺麗、遠くには知床連山もくっきりと見えました。

 

 

 

夫は一眼レフカメラを、私はコンパクトデジカメを、時々スマホでも撮影。

スマホで写しておくと、facebookに投稿するのに便利なので。

沢山の人たちと一緒に歩き始めたのに、ふと気が付くと誰もいなくて~

2人だけになると少し不安がよぎる・・・

ヒグマに人間の気配が届くように、大げさに音を立てながら歩きました。

 

 

 

絵葉書で見るように美しい景色、2枚とも3湖です。 歩いた甲斐がありました。

 

 

 

5湖巡りは2湖を経て、そして1湖が最終地点です。

時々登ったり下ったり、平たんな道もあり、林の中は涼しくて気持ちよく歩けました。

2005年7月に来た時は、知床連山にまだ白い残雪があり、それはまた美しい山容でした。

 

 

  

1湖の右手奥に高架木道が見えてきました。

高架木道を歩いてきた人たちは、ここが終点でまた木道をスタート地点まで戻ります。

 

私たちは手前の山道から、高架木道へここから入って行きます。

5湖から1湖までゆっくり写真を写しながら歩いて約1時間でした。

 

 

 

木道の上に上がると、視線が高くなるので1湖の景観がまた違った印象で眺めました。

木道終点のこの場所は、沢山の人たちで溢れていました。

知床五湖の看板の撮影の順番待ちに並び、写していただきました。

 

 

 

歩いてきた木道を振り返ると、万里の長城のように長~く連なっていました。

所々広い休憩場にはベンチがあり、ゆっくりすることも出来ます。

木道からはオホーツク海も綺麗ですし、高架なのでヒグマが届かなくて安全に歩けます。

素敵な景色を前にゆっくりしたいけど、私たちは木道を約30分で歩いて、次の目的地に向かいました。

知床五湖一周約1時間半を、楽しみながら歩き大満足でした~

 

ただ私の印象としてはこの高架木道は景観上どうなのかなぁ~

確かに安全に多くの人たちが、教育を受けなくても1湖だけには行くことが出来ます。

自然の景観を壊しているような気がしないでもないのですが。

ベビーカーや車いすの人たちも、ここは可能なので納得しましたが・・・

 

3日目はまだ半分で、この後屈斜路湖まで行きます。

続きはまた~