3度目のタンクの取り外しです。先日の事,ネット検索するとランツァに使えるイグニッションコイル(売りはプラグに確実に点火しパワー、トルク共にアップして燃費向上)がヒット。これは試す価値がありそうだ。それならば更に確実なものにするために一緒にケーブルもNGK製品を取付けよう!
↑事前の写真撮影。(イグニッションコイルはどこにあるんだ?ああっ,そんな狭い所に・・・)作業終了後に色々な配線とかがどうなっていたか記憶が曖昧な時に元通りに復旧する証拠のために必要ですね。真ん中やや左に見える↓U字状ケーブルが純正のそれです。
苦労して純正品を取り外し,それぞれを↓並べて見ました。やたら純正ケーブルが短いです。ここで装着パターンを考えました。製品ごとの効果を確認するなら,新イグニッション装着→実走→パワーケーブル接続→実走。このパターンは何度もタンク脱着の作業が発生するし,もしパワーケーブル接続後に性能低下を感じたら・・・。(作業の手間がかかったのに)
てな不安もあるので一度の作業で済ませるパターンとしましした。(これだと,どちらの製品の効果度合いが高いのか分からないってのもありますが・・・)
↑ケーブルジョイント接続前の断面ショー。新キット完成↓です。ここで考慮したのは取説にイグニッション側のケーブルは8~10cm残すとあり,かつ青ケーブルが長ければ効果は出ると思いました。青ケーブル切断前にジョイント部分がちょうどU字状箇所に当たる事に気付き青ケーブルを長めにして迂回させる方法が必要と考えた結果がこの↓ケーブル長です。
↓新コイルを装着した状態です。取り外し時も苦労しましたが(何だ,こりゃ?見えないじゃん!),スロットルケーブル類を下へ避けてチューブ2本も上にどけて配線集合体(これが太くて動かない)も力技で下げて,何とか六角レンチの入るスペースが出来ました。
↑プラグキャップは純正と同じ高さに合せてカットしているのはお分かりでしょうか・・・。(そうしないとキャップの脱着が困難)←これでも厳しい作業スペースなんです。↓ジョイント部分をなるべく直線的にして青ケーブルを外側に迂回湾曲させてます。(元ルートは先述の写真参照)
全ての作業が終わりタンクを仮復旧したのち始動テストもOK(この時は始動しなかったらどうしようとドキドキでした)。そして再度タンクを外し本復旧(ボルトやケーブル類)しました。
早速,舗装路を走りましたがアイドリングちょい上のトルク感が増した(これまではモサモサとした手応えがあり,使えず失速気味になり易かった)事に一番効果があり,信号発進時に回転を無駄に上げる必要がなく随分とストレスが解消されました。それならば期待するのは林道です。テストにはあえて自分の嫌いな快走とは程遠い手入れがされていない廃道一歩手前の悪路を選びました。微妙な大きさの落石や道が崩れて狭くなっていたり,枯れ葉もあって路面がよく見えないので低速度域でのマシン扱いやすさが重要。
走ると特に2速の低い回転域でスルスルっと使える反応が生まれている事が際立っていました。これまでは回転を上げるとマシンが暴れるので半クラ多用や進行方向に気を使い疲れる印象でしたが,低速で穏やかなアクセルワークが可能となったので挙動が乱れない♪ いやはやコイルの劣化で元々の性能に戻っただけかもしれませんが,ランツァ本来の性能発揮ってあたりでしょうか・・・。