四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

森田童子 『ぼくと観光バスに乗ってみませんか』

2019-09-03 10:57:54 | 音楽
♪もしも君が 疲れてしまったのなら
 ぼくと観光バスに乗ってみませんか
 色あざやかな 新しいシャツを着て
 季節はずれの ぼくの街は なんにもないけれど
 君に 話ぐらいはしてあげられる

 ぼくの 小さな海辺の観光地に もうすぐ冬がきます
 君も一度 気がむいたら たずねて下さい  雅兄

 もしも君が すべていやになったのなら
 ぼくと観光バスに 乗ってみませんか
 君と 今夜が最後なら トランジスターラジオから流れる
 あのドューユワナダンスで 昔みたいに うかれてみたい
 あのドューユワナダンスで 昔みたいに うかれてみたい

森田童子さんの2ndアルバム「マザースカイ」に収録されている
『ぼくと観光バスに乗ってみませんか』
ファンしか知らないかもしれないけれど、隠れた名曲だと思う。
※ユーチューブで聴くことができます。

孤独な世界。疲れた毎日。すべてが嫌になって行く。
誰にでもある事だろう。
夏休み明けは自殺者が多いという。
悩みや苦しみを誰かに聞いて欲しい。
でも、そういう人がいない。
歌の世界のように観光バスに乗って、
誰かに言う(吐き出す)ことも大切であろう。

森田童子さんが歌うきっかけになったのが友人の死。
だから彼女の歌を聴いていると何か心に突き刺さるものがある。

10代の終りから20代にかけてよく森田童子さんのアルバムを聴いていた。
あの頃、感じたもの還暦を過ぎて聴くとやはり歌詞の感じ方が違う。

昨年、森田童子さんの訃報を新聞で知った時、
朝から晩まで彼女のCD7枚ぐらいを聴いていた。

僕たちが若かった頃と今では確かに時代は違う。
だから感性が違って当たり前だけど、
生きている苦しさを感じたなら森田童子さんの歌を聴いて欲しいと思っている。
何かを感じるかと思う。生きている何かを・・・。



コメント
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