四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

友川かずき 『サーカス』

2020-11-30 11:05:58 | 音楽
詩人、中原中也を知ったのは高校の国語の授業。
 
 汚れちまった悲しみに
 今日も小雪の降りかかる
 汚れちまった悲しみに
 今日も風さえ吹きすぎる

「汚れちまった悲しみに」
これを読んだとき、自分の体に衝撃が走った。
心に何かが突き刺さったことを今でも覚えている。

あの頃、詩が好きだった。
これはよく聴いていたフォークソングの影響かもしれない。
中原中也を知って、早速本屋さんに行き詩集を買った。
どの詩も感動してしまった。

秋田県出身のフォークシンガー友川かずき(現:カズキ)さんが、
中原中也の詩に曲を付けて歌っていることを知り、レコードも買った。
アルバム「俺の裡(ウチ)で鳴り止まない詩(モノ) 〜中原中也作品集〜 」
これを聴いた時もやはり心に沁みる何かを感じた。
今改めてこのアルバム(CD)を聴いてみると友川かずきさんの歌う魂が伝わってくる。

自分が一番気に入っている曲が、この『サーカス』です。
 
友川かずき - サーカス
コメント (2)
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