退院してから1か月が過ぎた。
10月は長く感じた。
退院した日がものすごく遠い出来事のようだ。
退院してからの毎日はものすごくスローな一日かもしれない。
外にでるといえば朝の散歩ぐらい。
家の中での静養。
本を読んだり、DVDを観たり、CDを聴いたり。
今日体重を測ったら、入院する前の体重に戻っている。
5Kg痩せてびっくりしたけど、いつのまにか元の体重。
今度は逆に太るのが心配だ。
昨日はなんとなく体がえらかった。
微熱が出なかったのが幸いである。
一日中、横になっていた。
この1か月間の僕の一日は、白い一日かもしれない。
♪まっ白な陶磁器を眺めては飽きもせず
かと言って触れもせず そんなふうに君のまわりで
僕の一日が過ぎていく
最初この歌(井上陽水のアルバム“氷の世界”)を聴いたとき、
陶磁器を掃除機と聴こえた。
へ~ぇ、掃除機を眺めているんだ。
おもしろい歌だなと思って歌詞カードを見たら違っていた。
掃除機では絵にならないからなぁ。
『白い一日』
作詞:小椋佳 作曲:井上陽水
小椋佳の書く詩はとてもきれいだ。
まるで水彩画のような感じがする。
そしてこの絵を引き立たせる陽水のメロディ。
いつ聴いても色あせていない名曲である。
この『白い一日』、まだ売れていない頃のオフコースが、
ライブアルバム「秋ゆく街で」で歌っている。
こちらも僕は気に入っている。
白い一日 小椋 佳