四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

小室 等 『私は月には行かないだろう』

2021-12-21 15:49:32 | 音楽
私は飛行機が嫌いだ。
あんな重たい機体が空を飛ぶことが、いまだに理解ができない。
狭い空間の中、じっと座っているのが苦痛だ。
エレベーターのように上がったり下がったり。
初めて乗ったとき気持ち悪くなってしまった。
だから好んで飛行機に乗りたいとは思わない。

小学校5年生の夏。
アポロ11号月面着陸成功。
当時、50年後はもしかしたら宇宙旅行ができるかもしれないと誰かが言っていた。
そんな記憶がある。

あれから半世紀が過ぎた。
昨日、ZOZO創業者の前沢友作さんが宇宙旅行から地球に帰還した。
宇宙旅行の費用約100億円。

飛行機が苦手な私。
まして宇宙船になんか乗れない。
というよりも100億円が無い。

近い将来、宇宙船に乗って月まで行けれるかもしれない。
でも、『私は月には行かないだろう』
いや、100億円持っていないから『私は月に行けれないだろう』

♪私は月に行かないだろう
 私は領土をもたないだろう
 私は唄をもつだろう

 飛び魚になり
 あの人を追いかけるだろう
 私は炎と洪水になり
 私の四季を作るだろう

 私は私を
 脱ぎ捨てるだろう
 血と汗のめぐる地球の岸に
 私は月に行かないだろう

 ※作詞:大岡 信 作曲:小室等

小室 等 ♪私は月には行かないだろう♪
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南こうせつ 『夜明けの風』

2021-12-20 17:53:37 | 音楽
最近の歌は、よくわからない。
テレビから流れるアーティストたちの歌。
ただただ聴き流しているだけ。
心に残らない。
もう、おじさんだからしょうがないか。

そんなことを思っていたある日。
南こうせつさんの新曲を聴いた。
『夜明けの風』
目を閉じながら聴き入ってしまう。
これぞ大人の歌。
こうせつさんのメッセージが心に届く。
沁みるなぁ。

南こうせつ「夜明けの風」MUSIC VIDEO
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吉田拓郎 『基地サ』

2021-12-19 09:46:04 | 音楽
今朝の中日新聞社説
「沖縄は植民地ですか? 週のはじめに考える」
文中の最後にこう書かれている。

日本であっても日本ではない、
沖縄であっても沖縄の人が立ち入れない場所。
「琉球沖縄は植民地ですか?」
その問い掛けが胸に迫ります。

読んでいてこの歌が浮かぶ。
♪あんたがたどこサ
 基地サ
 基地どこサ
 沖縄サ
 沖縄どこさ日本サ
 
 日本の中にも
 アメリカがあってサ
 それを政府が用心棒にしてサ
 煮てサ 焼いてさ食べれられた と サッサ

吉田拓郎さんの『基地サ』
17㎝LPレコード3枚組の
「メモリアルヒット曲集 ’70 真夏の青春」に収録。

あれから50年も経っているのに沖縄の問題は解決していない。
今後の沖縄。
この先もわからない。

拓郎さんの『基地サ』
この歌も一種のプロテストソングか・・・。

吉田拓郎 「基地さ」
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沢田知可子 『会いたい』

2021-12-18 09:58:44 | 音楽
今朝の中日新聞1面の中日春秋。
2001年東京・歌舞伎町のビル火災で亡くした娘の母親の話しが書かれている。
生前、娘さんが録音していた歌の中に沢田知可子さんの『会いたい』があったという。

♪ビルが見える教室で 
 ふたりは机 並べて 
 同じ月日を過ごした 
 少しの英語とバスケット 
 そして 私はあなたと恋を覚えた

 卒業しても私を 子供扱いしたよね
 「遠くへ行くなよ」と
 半分笑って 半分 真顔で 抱き寄せた 

 低い雲を広げた 冬の夜
 あなた 夢のように
 死んでしまったの
 
 今年も海へ行くって 
 いっぱい 映画も観るって
 約束したじゃない
 あなた 約束したじゃない
 会いたい・・・

  ※作詞:沢ちひろ 作曲:財津和夫

亡くなってしまった恋人への思いを歌っている。
娘さんを亡くした母親は、思い出が溢れるからこの歌はダメだという。

昨日の大阪ビル火災。
多くの犠牲者がでた。

 低い雲を広げた 冬の夜
 あなた 夢のように
 死んでしまったの

大切な人を突然亡くしてしまった人たち。
この歌が現実になってしまった人たち。
歌は時として残酷にもなってしまったかもしれない。

♪会いたい・・・

今この歌を聴いてみた。
心が重たくなってしまった。

会いたい - 沢田知可子
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赤い鳥 『竹田の子守歌』

2021-12-17 09:52:55 | 音楽
1969年11月、第3回ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト 
関西地区代表の赤い鳥が『竹田の子守歌』を歌ってグランプリを獲得。

このコンテストには小田和正さんのジ・オフコースも参加。
そして財津和夫さんのバンド、ザ・フォー・シンガーズも参加。
オフコースは2位。財津さんのバンドは6位だった。

「財津和夫 トークと歌のプレゼント」での中で
財津さんがこのコンテストの裏話を聞かせてくれた。
詳しい内容についてはネタバレになりますので伏せます。

赤い鳥の生のステージを見たことがある。
RCサクセションやチェリッシュ、五輪真弓さんなどが集まっての愛知県体育館でのフォークコンサートだったかと思う。
当時は単独ライブではなく数組が出演されてのコンサートだった。
よく言われている「フォーク集会」である。

赤い鳥のステージは迫力があった。
今でもそれは忘れない。
とくに『翼をください』とこの『竹田の子守歌』
ハーモニーが素晴らしい。

財津さんが赤い鳥の練習風景を見て「負けた」と瞬間的に思ったという。
やはりそれだけレベルの高いグループだったのだろう。
今これだけレベルの高いアーティスト(グループ)たちはいるだろうか。
改めて赤い鳥のベスト盤CDを聴いてみるとそんなことも思ってしまった。

『竹田の子守歌』
被差別部落地区に伝わる子守唄を元にしているという理由で、
レコードやCD販売、放送など自粛された経緯はあるが、今は解禁されている。
日本の原風景の歌としていつまでもこの歌は聴き継がれていってほしいと僕は思っている。

赤い鳥 竹田の子守歌
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