ayameじいちゃんの日記かな?

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総理が防衛費財源を急いだ理由…

2022-12-16 11:44:41 | 日記
岸田総理が防衛予算のGDP2%の財源を早急に決めようとした理由が何となく分かる朝刊の一面記事がありました。

それによると「岸田総理は来年1月にバイデン大統領との首脳会談で自衛隊と米軍の役割分担を定めた日米防衛協力指針の改定を提起する方向での調整に入った」とありました。
これが、防衛予算の財源を一日でも早く決めたい理由なのではないでしょうか。

つまり、何の手土産も持たずに首脳会談を行うのは難しいということなのではないのか。

財源を求めて闇雲に突っ走っているのはなぜなのか不思議に思っていましたが、こんな裏事情があったとは。
国民はもちろん、財源のおかしなあり方に反対していた自民党議員もそんなこと知らなかったのかもしれません。

安倍元首相時代から、アメリカには防衛費増額を迫られていて、ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射や核実験、そして中国の台湾進攻が予測される中で、「何としても日米安保の堅持を」と願う政治家の薄っぺらい考えに基づいたものでしょう。

大体、防衛予算のGDP2%増額なんて、選挙戦でもまったく争点にはなっていませんでした。
それなのに、なし崩し的に進めようとするのはある意味国民を裏切ってることだと感じない岸田総理の政権運営自体が間違ってると思わないんでしょうかね。
それとも、米国との首脳会談のために何としても防衛費増額の財源を決めることが国民のためと間違った思い込みをしているんでしょうか?

朝刊には、岸田総理を育ててきた古賀元幹事長の談話も掲載されていましたが、岸田派(宏池会)を長年率いた古賀さんは、あの強面にもかかわらず自身の戦争体験から「敵基地攻撃能力の保有」に懸念を示し、「完全に専守防衛を逸脱してしまう」と述べ、首相には「少なくとも国民にきちんと説明しなければならない」と注文を付けています。

岸田さんが総理になる際の安倍元首相とのお約束?で、まるでタカ派総理のように国民への説明をしないままに軍備増強に突き進む岸田さんは不祥事を起こした閣僚に対して「説明責任を果たせ」と言っておきながら、自身の「説明責任」を果たそうとしないのはなぜなのでしょう。

それは辞任した閣僚たちと同様にウシロメタイことがあるからに他なりません。

安倍さんが日本国憲法を蔑にするような法案ばかりを成立させて、いつの間にか日本は戦争への道を歩み始めてしまいました。

国民を守るためと言えば聞こえはいいけど、円安による輸入品の高騰で国民がこれまでにない苦しい生活に追い込まれているのに、増税の話ばかりで一体国民の生活を守る気があるのかいな?

アメリカには有事の際に日本を守る鉾になってくれると信じて、これまで盾に徹していたはずなのに、いつの間にやら鉾も持たないとアメリカは同盟国としての日本を守ってくれない状態になってしまいました。

どうせなら、首相として「アメリカは有事でも、日本を守ってくれないと言ってる」と国民に伝えるべきではないでしょうかね。

どんなにお金をつぎ込んでも、結局我が身は自身で守らなきゃ~いけないなら、日米安保なんてさっさと破棄して中国や北朝鮮との外交ルートを開いた方がいいかもしれません。

なんせ両国ともにお隣の国なんですからね。

しかし、現政権は、経済面でアメリカを脅威にさらしてる中国に対抗するために、何やらきな臭い争いを続けているアメリカと一緒になって中国に牙をむいてばかりです(アメリカの経済利権に追随するだけのワンコです)。

確かに、今の中国は何をしでかすか分かりません。

台湾問題も、中国側からしたら国内問題で(米も日も中国との国交回復の際には暗に認めていたのに)、アメリカや日本などの自由主義社会が今になって台湾を守ろうとしてるのはおかしなことだと思うでしょう。

これまで通り台湾利権を保持したいアメリカや日本に対して、中国が半導体などの分野で高度な技術を持つ台湾を早く取り戻したい気持ちも分かります。

アメリカべったりで戦後70年以上保たれてきた日本の平和は、いまや風前の灯と言ってもいいでしょう。

だからと言って、憲法を改正しないまま「専守防衛の誓い」を捨ててしまう岸田政権に対して、私たちは何も言わんでいいのでしょうか。
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