花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

ウツギ3種類

2014年05月20日 | 小石川植物園
3月におかしな形の花の後を見ていました。そのうち分かったらでいいや!と思って!






そっくりさんがいました♪♪♪  花と果実と一緒で普通のウツギだったのです!





これはただのウツギでよかったのですが 念のためと思い葉をちゃんと写しておきたい
あらためてウツギの葉を見ることになったらなんてきれいなの!と感動しました。
葉の縁をバックステッチで飾り縫いしたみたい~


光に透かして裏から見ると!葉脈も中々でした。縁にはとげがありました。



淡いピンク色をちらつかせてきどっていたのは サラサウツギ









サラサウツギの白花タイプだと思えそうな栽培種の シロバナヤエウツギ





ヤマアイ

2014年05月19日 | 小石川植物園
3月の終わりごろから小石川植物園へ行くたびにヤマアイの様子を見ていました。
雄花に雌花 両方とも見たいな!と思っていても雄花ばかりしか見当たりません。
こんなにたくさん群生していても咲いているのは全部雄花  艶やかな葉で深い緑をしています。





雄花が咲いているところはたくさん見ることができました。萼片が3つに開いて花を咲かせる









4月の終わり頃には雌花が目立ち始めました!!!こうなると雌花ばかり目についてきます。




でも雌花はもう咲き終わっているみたい  ころっとした花の内側が見えない



棒状体という細い2本の突起が子房の両側にあるはずで、雌花の初期では柱頭より長く伸びている。
その突起の先についた蜜の玉を見てみたかったのに・・・
透き通って2裂して見えるのが柱頭でいいと思います・・ここが開いているところを見てみたい♪
コロッとしたものが2つあるのは雌花の花盤が2つにわかれているため



真ん中あたりに水滴があるように思えてしまうのは希望からの飛躍かな~



ヤマアイは雌雄異株なのに 雄花に雌花両方ともついている株が結構ありました。同じ茎に2種類


これは雌株


これは雄花も雌花も揃った両性株  5月の中旬にはこんな感じの株が多かったです。


日がよく当たる場所で見たとき葉の表側に白い細い毛がいっぱい生えていました。


最後にこんなのを見てきました。 熟した果実?

ヤマアイ トウダイグサ科  
ヤマアイのことを追いかけてみたのはこれで二度目 最初のときと大して変化も進歩もなく
肝心の部分も抜けて中途半端になりました。課題として持越します。
藍染の染料として十分活用できそうなくらいの群生地ですから探し回ればいつかは目的達成できそう。

イチョウ

2014年05月16日 | 小石川植物園


このイチョウの木が精子発見の元になった木だそうです!説明板が光って読みにくいです。
明治29年に平瀬作五郎氏はこの雌木において精子を発見したとあります。
それまで種子植物はすべて花粉管が伸長し造卵器に達して受精するものと思われていたので、
この発見は世界の学界に大きな反響を起こしたという説明がされています。




今年になってイチョウに興味を持ったきっかけはイチョウの雄花からでした。
落ちている白いものは一体・・・上を見たらイチョウの木がありそこから落ちていたのでした。


なあんだ これはイチョウの雄花だったのか~




サギゴケの向こうの池は水面いっぱいイチョウの雄花におおわれています。








こうなると雌花も見てみたくなって!!!後日見ることができました。
枯れた銀杏が落ちている木を探してみればよかったのです。採集禁止の立札が立っていました。
低い位置にはあまりなく撮りにくいことこの上なし





雌花といっても雄花からの花粉はもう取りこまれていると思います。
ちょっと突き出たように見える小さな口(始めは液を出している)から花粉が吸い込まれるのだそうです。
「精子が泳ぐイチョウの不思議」  NHKのミクロワールド  
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005100132_00000  
植物とは思えない生きているイチョウでした!



イチョウの仲間の シダレイチョウというのがありました。おしゃれな葉をしています♪



次の年まで持ち越し?と思っていたのに今年のうちにイチョウの雄花と雌花の両方を見られて
やっと落ち着きました。欲を言えば雌花のてっぺんにある水滴のような液の玉を見てみたいです!

ガクウツギ ハンカチノキ

2014年05月15日 | 小石川植物園
ハンカチノキを大々的に宣伝しているので矢印にしたがって見てこよう!  2014.5.4
そしたらその前にガクウツギが目に留まりました!見たかったガクウツギなのでハンカチノキは後回しに!
ハンカチノキに見とれている人たちは「なんのにおい?」ハンカチノキからのにおい?とけげんそうでした。
ガクウツギっていいにおいといえばそうも言えるし・・・ずっと匂いをかいでいると頭が痛くなるし・・・







ガクウツギの装飾花ってこんなに個性的なの!と初めて知りました。
この装飾花も みすずさんの世界 ”みんなちがってみんないい”






装飾花の萼片は本当は4枚 退化して枚数が少なくなるのもあるそうです。ユキノシタ科





ハンカチノキとガクウツギの木はほとんどお隣同士で見ることができたのです!
もう花が終わっている頃かなという思いとは異なって結構まだ花がついていました。
白くて大きな苞がついている花がたくさんぶら下がっていました。



目線近くで見ることのできた花







ハンカチノキ ミズキ科 ハンカチノキ属  来年こそ!もっと早くに花を撮りにいこうと思います!

オオアマナ

2014年05月10日 | 小石川植物園






オオアマナって一見すると白い花なのに 白とグリーンのストライプがとってもきれい

後ろから見るとまるでグリーン♪

この角度で見ると内花被片と外花被片の境目が分かります

つぼみの頃から気を持たせてくれます





開いてきていても花粉はまだ全然出されていないです


少しだけ花粉を出し始めていました


花粉の出し方はアマナと似ていて下から縦に割れて出すようです



オオアマナで気に入っているところは
花糸(雄しべの葯の下で白いところ)がクラウンみたいに見えること!!!





始めは真っ直ぐ立って そのうち開いてきました♪









ユリ科オオアマナ属 花被片は内と外で6枚 雄しべ6ケ 果実も6ケありました。
オオアマナには「ホソバ」とついて葉が太い「ホソバオオアマナ」があるそうですがややこしく混乱します。
小石川植物園で見られるのはオオアマナでいいと思います。


明日から群馬へ行ってきますので数日間はお休みします  よろしくお願いいたします

オオバベニガシワ

2014年05月09日 | 小石川植物園
この赤い葉は空き地などで見るような気がします。オオバベニガシワという名前でした。トウダイグサ科

鮮やかな赤い色をした若葉でした。


写真を取り込んでから気が付いた!!!左下にちょっとだけ花が写っていました。

これは枝になにかついてる  上の花は雌花でこれは雄花らしいです。



雄花や雌花を確認!と次に行ってみたときに上のほうに雌花 下のほうに雄花がついていました。
オオバベニガシワは 雌雄同株で雌雄異花




雄花 全くうまく撮れなくてこれはもうあきらめるしかない





雌花のほうがちょっとは撮りやすかった





またその次に行ってみたときには葉の赤い色は大分うすくなりました。4月下旬
上のほうにはボケた雌花 下には雄花がなんとか見えます。



5月になると葉の色は赤から緑色に変わりました。



子房は大分ふくらんで

雄花は枯れかけて役目を終えています。

オオバベニガシワを初めて知って写真に撮ってみて面白かったです!
この次はできればもう少し早くのうちに観察開始することにしたい♪

☆ヒトツバタゴ ウツギ☆

2014年05月09日 | 小石川植物園
ヒトツバタゴ (ナンジャモンジャノキ) とってもきれいに咲いているのを見てきました!
木の高さは大小様々 たくさんあってまぶしくて目が疲れるほどでした














♪卯~の花~~の♪ いよいよ夏がすぐそこまで!!!







たくさんの種類のウツギを見てみたい

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ウマノスズクサの仲間

2014年05月08日 | 小石川植物園
アリストロキア・ウェストランディー と読むのかもしれないです。
調べていたときに筑波実験植物園で花の咲いた画像がありました。
へんちくりんなウマノスズクサの仲間の花です!!!しかも大きいです。


こんな風にぶら下がっていました。和名は「ムクゲパイプバナ」 パイプみたいな形だから!

正面から見たところ  これから開きそう でもこれは花びらではなくガクが変形したものだそうです。

少し開き始めた花がありました♪ しべはこの口の中にあるのかな~外からでは分からない

面白いです~ 暗紫色の模様を透かしてみました。

若葉は明るいグリーン

古い葉もついていました。硬そうに見えます。

支柱のてっぺん!  ここはウマノスズクサの仲間の色々が集められている一画です。
勢いよく伸びてきている株や用意されている場所はあっても残念ながら中身がなかったりしますが
これから馴染んで育ってくれることを祈りたいです。




後日なにか変化があるのかないのかと立ち寄ってみたら!!!  変身していました♪
きれいにお色直し~   うっ?宇宙人?




真上から見たところ

奇妙きてれつでした!







花の数は結構たくさんあります!まだこれからも開いてきそうです♪

アリマウマノスズクサがありそうなのですがまだ今のところ気配を隠しています
色々なウマノスズクサにお目通りできたら楽しくなります♪♪♪

ワルタビラコ

2014年05月07日 | 小石川植物園
これは一体どうなっているの? こんなにはびこってしまって・・・
ほかになにも付け入るスキがないほど旺盛な勢力で我が物顔です!


オオアマナも結構な勢力を保っているのにここではなんだか遠慮がちに置いてもらってる

はびこりの端のほうでは地面が見えます。1株くらいだったらどうってこともない



帰化植物に違いないと思って調べたら 「ワルタビラコ」 でした。
北アメリカ原産でオーストラリアなどに帰化している一年生草本 ムラサキ科 となっていました。
一見した感じは イヌムラサキの黄色タイプのようにも思えました。







花はたくさん咲いてすぐ果実になるようです。残ったガク片がホオズキみたいに見えます。

どんな果実が入っているのか中を割ってみたところ この4コの中に種がいっぱいなのでしょう



触ってみると とにかく!!! べとべと ザラザラ でした。







これほどすごいことになっていても1年で消えてしまうのだったらそれでもいいのかな
人は余り通ることもないトイレの裏手にびっしり生えていました。 
邪魔にならない程度なら今のところ許されているのかもしれないです。