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今年の健診ではちょっと大変な目に合いました。
もうそれなりの歳だし、基本項目だけじゃなく追加項目(胃レントゲン/ペプシノーゲン、便潜血検査など)もやらなきゃなーと毎年思いつつ、ついつい億劫で避けていました。
胃は5-6年前に始めて健診で申し込んでバリウムと発泡剤を飲んでレントゲンを撮ったのですが、その際に死ぬほど気持ち悪かったのでそれ以来受けていません。
ペプシノーゲン検査なら採血だけで済むのですが、イントラの社内診療所の申し込みページには、「ペプシノーゲン検査で異常が認められた場合は必ず胃カメラを飲んでいただきますので、いやな方は申し込まないでください。」との注意書きがありました。
私は胃カメラは飲んだことはありませんが、当然バリウムと発泡剤以上にいやなので申し込みませんでした。それにしてもこの注意書きは健診の趣旨からしてちょっと「???」ですが。
便潜血検査は別に痛くもかゆくもないので何度か受けましたが、毎回マイナスなのでまあいいや、としばらく受けていませんでした。しかし今年は、まあ数年に一度くらいは受けておくか、と数年振りに申し込みました。
ところが結果が返ってきたのを見ると、大腸がん健診の欄に「要精密検査」の文字が...。ドキッとして結果の欄を見ると、2日分の検体のうちのひとつがプラスひとつでした。
イントラの「要精密検査になった方へ」の欄を見ると、自分で大腸内視鏡検査のできる病院を受診して、その結果を診療所に報告すること、とのことでした。診療所に聞くと、大腸内視鏡検査のできる近くの病院のリストをメールで送ってくれました。
地元の八王子の病院の方が便利かとも思いましたが、検査前後にも病院にいかなければならないので、出勤前に行ける会社近くの方にすることにしました。で、リストのうちの一番きれいそうなところを選んで受診の予約をしました。
検査に先駆けてまず初診で下剤や腸洗浄剤をもらいに病院に行き、名前を呼ばれて診察室に入ると、何と妙齢(30代半ばくらいか?)の女医さんでした。
これは全く予想していませんでしたが、「オッサンの先生にお尻をぐりぐりやられるよりはマシか、でも恥ずかしさは女医さんの方が...」と、複雑な心境でした。
「鎮静剤は使いますか?」と聞かれたのですが、鎮静剤を使うと意識が朦朧として眠くなりますとのことでした。痛いのはいやなものの、せっかくなので自分の腸の内部はライブで見たいと思い、鎮静剤なしで受けることにしました。
話には聞いていたものの、この検査は準備が大変で、前日から食事制限(腸内に残るワカメ、ゴマ等消化の悪いものはダメ)をし、夜下剤を飲んで、検査当日は何も食べずに腸の洗浄液2リットルをコップ一杯ずつ10分おきに飲まなければなりません。
内視鏡検査当日、腸の洗浄液を飲んだ分が全部出るまでほとんどトイレに座りっぱなしで、とってもつらかったです。病院まで電車で2時間近くかかるので、途中でトイレに行きたくなったら困ると、ぎりぎりまでトイレに座ってからヘロヘロになって出かけました。
病院に着いて受付を済ませ、薄い甚平のような使い捨ての検査着(長めのパンツはお尻に穴が開いている)に着替えました。その後血圧を測ったり、脱水予防の点滴を腕に刺したりと準備をした後、ようやく検査台に寝かされました。
横には看護士さん(女性)がいて、私の体を(暴れないようにか)押さえていました。先生は潤滑剤のクリームをお尻に塗りこんだ後、私の後ろの医師用モニター画面を見ながら「ハイ、行きますよ」と内視鏡を入れてきました。
最初のうちは良かったものの、途中から時折ぐぐっと強い痛みがあり、思わず体をのけぞらせてしまいました。その度に看護士さんが体を押さえつけ、腰をさすってくれました。こんな時は看護士さんが菩薩様に見えてきますねー。
「早く終わってくれー」と思いつつもなかなか終わりませんでしたが、ようやく「ハイ、ここが終点です。ここが盲腸、この先が小腸です。」との先生の声がしました。そこからようやく内視鏡の引き抜きにかかりましたが、途中のところどころで写真を撮っているようでした。
肝心の病巣はどうなんでしょう、と思っていると、「うーん、特に異常ないですねー。たまたま硬いのが出てお尻が切れたんでしょうかねー。」とのことでした。普段あんまり便秘はしない方なんですが。
内視鏡を全部引き抜くと、最後に「ついでに痔があるかどうかも見ておきましょう」とのことで、指を入れて画面を見ながらぐりぐりと触診し、「痔もないですねー」とのことでした。
昨日の朝出勤前に検査結果の説明の受診に行きましたが、「特に異常ありません」とのことでした。潜血検査で陽性の人の半分は異常なしなんだそうです。
ちょっと大変だったけど、まあ一度受けておけば当分安心だからいいや、と思っていたら、身内に癌にかかった人がいたら、数年に一度くらいは受けた方がいいとのことでした。身内にそういう人が居ないわけではないのですが、数年に一度でも、うーん...ですね。
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