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ただいま連休満喫中、のはずだったんですが...。
毎年どこに出かけるわけでもなく、私と嫁さんの実家に日帰りで(いっぺんに)行く程度で、後は部屋や本の整理、いつものサイクリング、ハイキングで過ごします。
連休前の予想ではずっと天気は良いということだったのに、連休が始まるとちょっと不安定になってきましたね。28日は連休中の分をカバーすべくちょっとハードワークだったので2、3日はゆっくりしてから遊びに行こうか、と思ったのですが、天気の良いうちに行っておこうと、おとといの30日に自転車で高尾山に行ってきました。
この時期の高尾山は新緑がとってもきれいで気持ちが良いので、混雑は承知でいつもの裏高尾でなく表高尾の方にしました。表とは言っても私がいつも登るのは沢沿いの6号路で、メインコースに比べれば人は少なめです。
天気も最高で絶好のハイキング日和でした(写真下)。
(この時期群生してきれいなシャガ)
頂上はさすがにものすごい人でしたが、6号路の頂上下付近はちょっとした広場になっていて、ベンチもあって弁当を食べるには穴場です。
この時期はなぜか巻き寿司と稲荷が食べたくなります。春の気分としっくりくるんですね。途中のスーパーで買ったサラダ巻きとふっくら稲荷を食べ、20分ほど昼寝をしてから下山しました。
帽子を顔に乗せ、うとうとしながら木々のざわめき、鳥の声、薬王院のほら貝の音、等々聞いていると、ホントに癒されますねー。「あー気持ちよさそーだなー。俺達も昼寝していくかあー」などという通りがかりの人の声すらも心地よく聞こえます。
帰りがけにちょっと山用品でも見ていくか、とザックをしょったまま自転車でついでに橋本や多摩境、多摩センターの大規模スポーツ用品店めぐりをしてきました。
ところが最後に行った店から帰ろうとしたところ、何か頭が頼りなく、ヘルメットを店内に忘れたことに気付き、慌てて店内に戻りました。
ハイキングシューズを試し履きしている際にベンチの上に置いてそもまま忘れてしまったのですが、行ってみるとどこにも見当たりません。ほんの少し前のことだったので、どこか他のところに置き忘れたかと思い、うろうろしていたところ、店員さんが「何かお探しですか?」と聞いてきました。
「ちょっと自転車のヘルメットを置き忘れてしまったんですが...」と言ったところ、「ああそこにあった白いやつですか」と言い、「ちょっと待ってくださいねー」と言ってレジの方に駆けていったので、「忘れ物として預かってくれていたのかな」、とちょっとほっとして待っていました。
しかし戻ってきた店員のお兄さんは、「忘れ物コーナーにもありませんでした。ちょっと前までここにあったのは覚えているんですがねー。」とのことでした。
他人の汗と鼻水とよだれの浸みこんだヘルメットを持って行くヤツがいるか?と思ったものの、紛失した事実は変えようがなく、仕方なくあきらめました。閉店後の掃除の際にでも万一出てきたら連絡をくれるように電話番号を伝え、暗い気分で店を後にしました。
最近いろんなところでモラルの低下が目立ちますが、先日も新聞で子供の万引きに寛容な親の記事が出ていました。本屋で捕まった子供を引き取りに行って逆切れして居直るなど、以前ではちょっと想像できなかったような方もいるようです。
花を荒らしたり重要建造物にところかまわず落書きしたり、どうも日本人全体が誇りや美意識等をなくしてしまったように感じます。上のマンガはモラルとはあんまり関係ないですが。
持っていかれたヘルメット(Bell社製の”ベンチャー”白)に未練がないとは言いませんが、まだ2年も使ってないので、捨てたりせずにせめて大事に使って欲しいものです。新たな持ち主の頭を守ってくれればせめてものなぐさめです。
「愛用のヘルメットよ、不本意だろうが新たな使命と思ってその寿命まで責務をまっとうしてくれ!」
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