奉仕のこころ

 

 

明日から赤い羽根の募金ですねー。

 

 

 

 

 

　息子達とボーイスカウト活動をしてた頃、毎年10月１日には募金ボランティアをやらされ、いや、やらせて頂いていました。

　私は余り奉仕活動には熱心な方ではなかったですが、普段と立場が変わって募金を呼びかける方になって、募金する人達を観察してみるのもまた面白いものですね。立ちっぱなしで大声を出し続けるのはかなりの苦行でしたが。

　朝の駅前でやるのですが、どこでもボーイスカウトの他にガールスカウトや他の団体等必ず競合相手（？）がいて、自然と縄張りが出来てきます。でもこの辺が稼ぎが良さそうだなー、と思ってもその時の具合で人の流れが異なり、思い通りにはいきません。

　相手がいるとつい競争心が出てしまい、あそこの団体に負けてはいかん、と子供らを引き連れてあちこち場所を変えたりしていました。それで大して金額が変わる訳ではなく、また多く集めたからって誰に褒められるわけでもないんですがね。常に競争に勝つために最善を尽くすことを求められるサラリーマンの悲しい習性ですね。

　朝の通勤通学時間帯に制服を着て駅前で大声で呼びかけるのは、最初はちょっと気恥ずかしかったです。昔良く新聞広告で、管理者養成学校・地獄の特訓、「駅頭唱歌訓練！」などというのが出ていましたが、あれってこんな気分かなーと思いながらやってました。

　八王子のような大きな駅では知った人に会うことはまあ無いので良いのですが。職場近くの社宅にいた頃は、会社の上役、同僚らがぞろぞろ通る会社の最寄の小さな駅だったので、よけいに照れくさかったですね。

　羽根を付けるのは、私がやるとあらぬ疑いをかけられる恐れ（若い女の子に触れたいんじゃないのか？）があるので全て子供達に任せてましたが、最近は「いりません」という人が増えましたね。まああれを付けて歩くのもちょっと時代に合わないような気もしますし、そろそろ考え直しても良いかもしれませんね。

　前を通り過ぎる顔見知りの会社の人達の挙動はいやでも目に付きます。こちらは制服にベレー帽をかぶっているので気が付かない人が多かったですが。

　上役については特に、「あ、無視して通り過ぎた」、「給料高いのにしぶちんだな．．．」等々つい余計なことを考えてしまいます。本人はまさか見られているとは思わないでしょうが。

どこで誰が見ているかわからないので、日ごろの行動には気をつけたいものです。