NHK大河ドラマ「麒麟が来る」では、
ユースケ・サンタマリアさんが朝倉義景を演じていた。
私は彼主演の「アルジャーノンに花束を」に感銘したのを、
今でも鮮明に覚えている。
20年前くらい昔のドラマだったけれど、
小学校低学年並みの知能のハルが、
脳の手術によって徐々に知能が上がり劇的に変化していき、
そしてまた元の姿に戻ってしまう。
頭が良くなれば母が迎えにくると信じるハルはパン屋で働き、
夜間は学校に通って懸命に勉強する。
ハルの母親へ向けられる想いに甚く心を打たれた。
知的障碍者のハルを捨てた母親役は、
いしだあゆみさんだった。
倫理的な問題を考えさせられもし、
映像もとても綺麗なドラマだったが、
あの作品でユースケ・サンタマリアさんの演技は、
みごとだった。
あれだけの変化を演じられたのだから、
義景も掴みどころのないような演技になるのかな。
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この「麒麟が来る」は、
明智光秀が主人公のはずなのだが、
道三といい信長といい、
今度の義景といい、
役者さんの個性も強く、
受けの光秀は、
何だか霞んでしまうような感じだ。
だが光秀は今後大きく変化していくのだから、
それでいいのでしょうけれど。
石川さゆりさん演じる光秀の母が、
「沈んだ時にどう生きるか。負けたときにどう耐えるか。
その時にそのものの値打ちが決まる」
なんて光秀に諭してましたね。
これは武将でなくも、
一般にも言えることのような・・・。
不遇の時に、
どのように過ごすかで、
その後の展開が大きく変わりますものね。
場合によれば大発展につながるでしょうし、
逆もありでしょうし。
美濃から越前へと逃れた光秀の今後が楽しみなのに、
6月7日で休止とか・・・
長谷川博己さんも、
こんなことになっちゃってと、
己に身を重ねていることでしょうね・・・
今は耐え時と・・・
勝手に想像してはいけませんね。
(*^^*)
以下は今朝のネットニュースより
新型コロナウイルスの感染拡大で撮影休止中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)が、
当初の予定通り全44話で放送する方向であることが19日、分かった。
放送は6月7日の21話をもって一時休止。
放送再開は8月下旬となる予定で、最終回が来年になることは決定的だ。
視聴者の期待に応えるためにも、制作陣は越年覚悟で撮影再開を準備している。