田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

昨年の冷凍ヨモギを使って

2020年03月24日 | お料理&台所用品

当方この時期には全くヨモギの芽は出ていない。

 

でもヨモギは摘んで、

冷凍保存してあるのでいつでも使える。

(*^^*)

 

昨日オハギ作りの要領で、

もち米を焚いてヨモギを混ぜて少しつぶし、

中に餡を入れてみた。

 

餡は椿餅を作った時の残りを使い、

上に昨年の桜の塩漬けも飾ってみたけれど、

草餅ではない、牡丹餅ではない、桜餅でもない。

 

いったい何だろうね。

同じことをブロ友ルイコさんも言われてた。

 

私たち世代って、

「もったいない精神」が発揮されるから、

このような物ができるのですが。

(*^^*)

 

でもヨモギの香りって遠い昔を思い出す。

子供時代ではない、

もっともっと遠い昔。

 

で調べてみました。

 

草餅の歴史は古く、

その名は平安朝の『文徳実録』(八七九年)に初めて記されている。

 

始めはハハコグサを使っていたが、

次第にヨモギに変わっていったとのこと。

随分昔から草餅もあったのですね~

 

草餅とは言えないものだったけれど、

爺様は美味しいと三つもペロリ

(*^^*)

 

 

 

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葉室麟『いのちなりけり』

2020年03月22日 | 趣味・本

『いのちなりけり』

春ごとに花のさかりはありなめどあひ見むことはいのちなりけり

(古今和歌集 詠み人知らず)

 

この本の題名は上記の歌からきている。

 

西行の歌もあり『葉隠』にも触れている。

(恋の至極は忍恋と見立申候)

 

登場人物は水戸光圀、将軍綱吉や側近の柳沢保明。

そして美少年だったという天草四郎。

主人公の生まれ育つ佐賀の人々達と、

広範囲にわたり大勢である。

 

通し読みをして、

その後、

メモを取りながら読んでいるが、

思うことは、

知に走りすぎるのは良くないのではということ。

 

知識は身を救いもするが、

大切なものを見えなくもするのではないかなと。

(ただの主婦の思うことです)

 

さて今年の桜。

誰もが複雑な気持ちで眺めることだろう。

 

けれどモノ言わぬ桜。

ただ咲いてる桜。

 

命あってこそ。

 

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尾形光琳の弟 『乾山晩愁』 葉室麟

2020年03月18日 | 趣味・本

葉室麟さんの、

乾山晩秋(けんざんばんしゅう)と言う本。

 

先日購入した『洛中洛外をゆく』で知り、

一気に読んだ。

(この文庫には5編収められている)

2005年歴史文学賞受賞作品でありデビュー作品でもある。

 

尾形光琳の弟、

尾形乾山をモデルにした小説であるが、

兄である尾形光琳は、

知らない人はいないだろうというほどの絵師だ。

 

知人にこんな「紅白梅図」のテレフォンカードを頂いてあるのだが、

なかなか本物を見られないでいる(MOA美術館蔵)。

 

「燕子花図」は昔、東京で見ることが出来た(根津美術館蔵)。

こうした華やかな作品を残した光琳に対して、

陶工であった弟乾山は影が薄い。

(上掲本の表紙絵は乾山筆)

 

だが5歳年下の乾山は、

華々しく活躍する兄を尊敬しながら、

陶法を仁清に学び地道に生きたという。

 

対照的な兄弟だが命日が兄光琳と同じという奇遇。

そんな乾山の辞世の句は、

「うきこともうれしき折も過ぎぬればただあけくれの夢ばかりなる」

 

そして、

この文庫本のあとがきに、

葉室麟さんのこんな言葉がある。

 

尾形乾山を主人公とした小説を書きたいと思った。

兄、尾形光琳のはなやかな存在感に比べれば、

弟の乾山は、

はるかにくすんだ印象がある。

そこに魅かれた。

 

光り輝くものだけが、

この世に存在するわけではない。

光があれば、必ず、影がある。

影だけではない。

光りのまわりに、

柔らかな色彩で温かみとふくらみのある存在があって、

光を支えているのだはないだろうか。

 

先に購入した、

『洛中洛外をゆく』

『古都再見』

葉室作品にどっぷり漬かっている。

そしてまた注文した。

 

葉室麟『いのちなりけり』

 

 

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常に備えよ

2020年03月12日 | 人間・社会

こんな時代。

「常に備えよ」なのではないだろうかと思い、

調べてみたら、

「常に備えよ」とは、アメリカ合衆国沿岸警備隊の公式軍歌である。

なんて出てきてびっくり。

(@_@)

 

でも常に備えよなんて言って、

決して買いだめを奨励しているわけではない。

 

金銭だけではなく、

食料品や日用品の予備は大事かなと考えるだけ。

そうしておくと緊急時に慌てないで済む。

 

嫁に来て、

お醤油がない!とお料理中に、

近くのお店へ買いに行ったら家族に諭された。

 

泥縄ではいけない。

常に無くなる前に用意しておかねばいけないと!

 

それ以来、

必ず買いだめならぬ買い置きはしている。

例えばお醤油なら、

1本の予備があればいい。

 

でも田舎は置き場所があるからこういうことができるけれど、

狭いと余分なものは邪魔だよね。

 

でも何事も少しは余裕があった方が、

安心かもね。

 

備えあれば患いなし

ですね。

 

なんて言ってながら、

心の備えはできてません(恥)

こちらのほうがむしろ大事なことなのにね。

 

 

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葉室麟『古都再見』

2020年03月09日 | 趣味・本

本好きだが小説はあまり読まない。

そんな中で最近多いのが、

葉室麟(はむろりん)さんのものかな。

 

でもこの本は小説ではなく、

葉室さんが亡くなる3年ほど前に、

京都に住まいを構えて書いたというエッセー集だ。

 

 

葉室麟さんは2005年 歴史文学賞。

2007年に松本清張賞。

2012年に直木賞。

2016年に司馬遼太郎賞を受賞している。

 

2015年2月から京都に住まいを構えたというのに、

2017年12月逝去。

 

その間に書かれたであろうこの本は、

一気に読むのがもったいなくて68あるエッセーを、

噛みしめながら読んでいる。

 

最初は「薪能」から始まるが、

松尾芭蕉が義仲を好んだことが書かれてあり、

その義仲を想いながら、

「あふれどもどあふれれどもー」とつぶやきながら、

葉室麟さんは夜の京を彷徨ったとある。

 

人生の幕が下りる・・・

そんなことをよく思う。

これまで生きてきて見るべきものをみただろうか・・・

幕が下りるその前に見ておくべきものは、

やはり見たいのだ。

 

葉室麟さんが見られた京を私も見てみたいと思って、

もう一冊買った。

 

葉室さんが京都に住まいを構えた理由は、

いずれ法然を書きたいと思われたからだという。

 

葉室さんの夢は間に合ったのだろうか・・・

 

 

 

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手を合わせる

2020年03月03日 | 人間・社会

ブログで知りあった、

お坊さんが今日「八千枚護摩供」結願となる。

結願(けちがん)とは修法の終了を意味する言葉らしい。

 

前行も生死がかかっている命がけの荒行だが、

本行の七日間はなおのこと・・・

 

朝夕手を合わせた。

手を合わせると両掌が暖かい。

 

 

 

 

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追記 3月4日

 

無事に成満(じょうまん)とのお知らせがありました。

 (成満とは仏語で、一切が完成、成就すること)

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夢見月

2020年03月01日 | 人間・社会

今日から3月。

何歳になっても青春が蘇ってくるような大好きな3月というのに、

にっくき新型コロナウィルス。

 

1年で一番好きな月なのに、

日本中が不安なまま

 

入学試験・卒業式・入学式・入社式やお婚礼などが、

不確定なものになっている。

 

前途に夢ある、

若い方々の大事な大事なイベントが延期や中止とは、

本当に悲しい・・・

 

3月は夢見月と共に別れの月でもある。

 

だったらば、

すぐコロナウィルスとは別れたい!

早く出ていって!

 

若い人たちの夢を奪わないで。

若い人たちの楽しみを奪わないで。

 

3月は夢見月なのだから、

若い人たちの夢を奪っていかないでよ。
 


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