やはり墨と共に硯も、
日本の各地でも作られました。
甲州の雨畑硯・下関の赤間硯・東北の玄昌石・
高知でもかな。
私の平凡な硯でなく、
写真をAmazonからお借りしました。
25000円くらいです。
でも硯には、
何万何十万円どころではなく、
何千万円もの値がつくのもあるそうですよ。
端渓が有名ですね。
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°第24回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
さて周明は本心では、
まひろを好きだったんでしょうね。
2人の雰囲気はピッタリでした。
だから、
事を成し遂げた暁には、
良い地位(高名な人の主治医)を欲したのかも。
まひろのためにも、
安定した収入を得たかったんでしょう。
口減らしのため親に捨てられ、
助けられた宋においても苦労し、
人を信じられなく、
心は鬱屈してたんでしょうね。
そんな中で出会ったまひろ。
「わかってくれるのはまひろだけだ」
「早くまひろと宋に行きたい」
というのは、
周明の本心だったと思います。
でも、
まひろは周明に抱きしめられた時、
道長と比べてしまったのでは。
道長を忘れようなんて思っても、
まひろにとっては、
生涯忘れられないでしょう。
いつどこにいても、
同じ月を見ているまひろと道長。
魂で引き合ってしまうとそうなるのかも。
周明のほうも片思いだったにしても、
生涯まひろが忘れえぬ人になるのでしょう。
お前の心の中から消えるといいなと、
周明の師は言ってましたけど、
消えないでしょうね。
なお、
一条天皇が、
やはり忘れえぬ、
出家した中宮の定子を、
内裏に呼び戻すと聞いた時の実資の言葉。
前代未聞 空前絶後 ・・・
実資の日記にも、
定子が職御曹司に参入のことも記されており、
職曹司(しきのぞうし)にまいられた
天下の者は感心しなかった
とあります。
天下というのは宮廷社会という意味でしょうね。
「伊周・隆家召喚の議」についても、
詳しく書かれてあります。
それぞれ参議が意見を言うところは、
個性が出てました。
大赦について、
先例を調べてみるべきであるという、
彼の意見は役人気質そのものですね。
この時、
実資41才・一条天皇18才・道長32才・定子22才。
一条天皇は18才で天下のことを、
最終決定しなければならなかったのですから、
大変でした。
諫め役では道長が、
その位置にいるわけですが、
天皇に意見を求められても、
帝の御心のままにと出すぎず、
まだ参議たちとの和を重んじているように見えます。
いくら和を重んじても、
明子を膝枕になんて場面は見たくないですけど(笑)
なお一条天皇が、
我がままを押し通したのは、
この定子のことだけだったようです。
職御曹司(職曹司)の定子のところに行かれる、
一条天皇。
(上記4枚の写真はNHKよりお借りいたしました)
皆様の心の中には、
忘れえぬ人がおられますか。
ではまた来週。