°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°第17回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
儀同三司(ぎどうさんし)母の歌
(藤原道隆の妻であり定子の母でもある)
(百人一首の中の歌)
現代語訳
「いつまでも忘れない」という言葉が、
遠い将来まで変わらないというのは難しいでしょう。
だから、
その言葉を聞いた今日を限りに、
命が尽きてしまえばいいのに。
(訳はネット参照してます)
新婚ホヤホヤのころの歌だそうですが、
上層貴族と結婚した女性は、
妻だけでなく、
妾(しょう)を何人も持つ夫に、
不安が大きかったのかもしれませんね。
『蜻蛉日記』の作者の道綱母も、
夫(兼家)との別れ場面は、
やはり百人一首に載せられている歌でした。
百人一首には、
紫式部の歌もありましたよね。
めぐり逢いて見しやそれともわかぬまに
雲隠れにし夜半の月かな
現代語訳
せっかく久しぶりにめぐり逢えたのに、
あなたなのかどうかも分からないほどの、
短い時間であっという間に帰ってしまわれました。
まるで、
雲隠れしてしまった夜中の月のようでした。
この歌は、
素敵な男性との逢瀬のように思ってしまいますが、
相手は女性だったようです。
随分昔、
それを知ったときはがっかりしました。
(紫式部集・新古今集の枕詞にあるのです)
17回ドラマでは、
同じ月を別々に見ている道長とまひろ(紫式部)。
互いに惹かれあい、
引き合っていて胸キュンキュンですよね。
2人を取り持つのが月のようですから、
満月にまた逢うかな
絵になる2人です。
で、
百人一首には、
清少納言の歌もありますので、
何かの折に出てくるかも。
(藤原公任のも赤染衛門のもあります)
清少納言の『枕草子』には、
陰陽師の話もあります。
陰陽師(ユースケ・サンタマリア)は、
病の関白の祈禱もせず、
小柄な付き人に丸投げしてしまいましたが、
陰陽師のところにいる小童こそ何でもできて・・・
なんても書かれておりますので、
頼りにもなったん人なんでしょうね。
それにしても、
びっくりだったのはききょう(清少納言)と斉信
『枕草子』に、
斉信らしき人のことが何度か書かれてますから、
そういう関係でも、
おかしくはないかもですが(笑)
それにしましても、
深い仲になったからと言って、
自分の女みたいに言わないで!
って(笑)
まるで現代の男女の会話みたいで(笑)
平安の世が、
近くに感じられました(爆)
しかし、
物言いがあからさますぎて、
道長とまひろのような絵にはなりませんでした(笑)
(この写真はNHKからお借りいたしました)
まひろは荘子の「胡蝶之夢」を見てましたね。
私は荘子は全く読んだことがありません。
庭に蝶が舞ってたほうに目が行きました。
まひろ(紫式部)が、
羽ばたいていく暗示なのかなって。
追記
Kenさんのコメントより
荘子が夢を見た胡蝶の夢、
自分が蝶になって飛んだ夢を見たのか、
今、蝶が夢を見て人間になっているのかわか
らなくなった。そんなお話です。
♡Kenさん有難うございました♡