NHK大河ドラマを見てます。
私には明治維新前後の歴史には、
混乱がいつも生じるので本を読んで頭の整理です。
読んでもすぐ忘れることばかりですが、
テレビを観るのにも役に立ちます。
(NHKで放送された本のようですね)
さかのぼり日本史なので、
新旧が逆の章立てになっておりますが、
わかりやすく説明してもらえる感じです。
1章 王政復古・維新の選択 1867(慶応3年)
2章 長州征伐・新秩序の模索 1866(慶応2年)
3章 桜田門外の変・幕府専制の限界 1860(万延元年)
4章 維新の原点・ペリー来航 1853(嘉永6年)
なお大河ドラマで「幕末~明治の人物」を取り上げたものは、
10作品以上あると思うのですが、
農民だった人物が主人公になるのは、
初めてではないでしょうか。
新選組も浪士でしたしね。
渋沢栄一は農民と言っても、
貧農ではなく豪農の子として生まれてますが、
24歳で一橋家へ出仕し、
26歳で幕臣となるのです。
27歳でパリ万博へ幕府使節随員として、
ヨーロッパに行き、
29歳で明治政府へ出仕ですから、
若いころから聡明で、
ガッツ(guts)もあったんでしょうね。
昨日のテレビでは、
渋沢たちを引き立ててくれた平岡円四郎が死にました。
徳川慶喜に尽未来際仕えると言いながら、
水戸藩士たちに暗殺されてしまったのです。
【尽未来際】じんみらいさい(じんみらいざい)とは、
仏語で未来の果てに至るまで、
未来永劫(えいごう)の意。
『さかのぼり日本史』の本の最後には、
幕末の歴史は、
討幕を目指した人々がついに成功を遂げていった、
単純な物語ではありません。
とあります。
そうでしょうね・・・
栄一だって最初は幕府を倒すと言ってましたが、
幕臣になっていくのですし、
皆それぞれが、
混乱の極みだったことでしょう。
息子三人を捕らえられ泣く千代の母親の姿にも、
胸が詰まりました。
この本も購入しました。
色々読みながら、
ドラマを見ていこうと思います。