「日日の想い」というブログで紹介されていた本。
面白そうだな~と買い求めた。
『長寿の献立帖』
本には哲学者カント79歳・孔子73歳・徳川家康75歳・
エジソン84歳など42人が取り上げられている。
そんな中で、
107歳まで生きられた吉行あぐりさん。
ご子息の淳之介さんやお嬢さん(理恵)を先に亡くしたが、
食べることが健康の素です。90歳を過ぎて、それがわかりました。
などと言われている。
90歳を過ぎて焼肉に開眼し、
海外旅行にだって晩年から行き始めたそうだ。
105歳まで生きられた医師の日野原重明さんも、
人はいくつになっても生き方を変えることが出来る。
と言われてます。
幸せな高齢者のロールモデルを示された方でもあります。
アートフラワー創始者の飯田深雪さん(103歳まで)に到っては、
70代までは余り丈夫とはいえず、
80歳を過ぎたころから、
年々元気になったらしい。
今弱いから、
これから先も・・・とは限らないということは、
向こう先に希望が生れますね。
作家の野上弥生子さんは99歳まで生きられたのですが、
74歳の時ラジオ英会話を習い、
79歳からドイツ語とフランス語、
81歳にはスペイン語に興味を持ったとか、
お抹茶とお菓子が朝ごはん替わりだったとか、
興味深い生涯現役のお話があげられています。
この本の中に、
昭和天皇さま(87歳)の食事も掲載されていた。
「茄子酪焼き カレー風味」
ナスをバターで炒め、
カレー粉で風味をつけるものだという。
ナスを適当に切って(皇室はどういう切り方なのかわからず)、
バターで焼いて、
どういう調味料なのかわからないので、
コンソメスープを入れ、
カレー粉を混ぜて作ってみた。
全く別物だと思うのだけれど、
でも!
気分は天皇陛下、
いや良子皇后かな。
(*^^*)
なんて遊びもしましたが、
食の伝記として楽しめた本でした。
昭和天皇さまのナス料理は、
「簡単ナス料理その3」を作って、
味などを変えながら、
そちらへ載せたいと思います。
「日日の想い」さん有難うございました。
とても楽しめた本でした。