ブロ友さんに紹介され、
菊池寛『極楽』を青空文庫で読んでみました。
青空文庫というのは
ネットで無料で読める本なのです。
それで、
この本『極楽』には、
先に逝った夫のもとへ行きたいと願った、
妻のことが書かれているのですが、
念願が叶って行ってみると、
「極楽」というものは、
「この世」と違い、
四苦八苦が無いわけですから、
案外退屈なのです。
この本の結びの部分。
彼らがいけなかった『地獄』の話をすることを、
ただただ一つの退屈紛らしとしながら。
この本を読んでいて、
私は、
「あの世」である『極楽』での退屈さを思えば、
こうした娑婆の世界って(笑)
案外良いものなのではと思いました。
でも、
「この世」に生きている私は、
「あの世」である、
極楽と天国をごちゃ混ぜにしております。
「極楽」は仏教徒が亡くなった後、
悟りを開いた者が行ける場所で、
「天国」はキリスト教徒が亡くなった後、
善行を積んだ者が行ける場所なのだそうです。
(青文字はネットより借用)
でも私は、
どちらへもいけそうもなく、
そのうえ我が家は神道なのですが。
宗教によって行くところは異なります。
仏教では西方浄土に行き成仏するとされていますが、
神道では西方浄土へ行きません。
神道では、故人は神様になります。
もともと魂は神様から分けていただいたもの、
ということで、
死んだら神様に戻るということだそうです。
そして、
先祖の神々と一緒になって、
子孫を見守る守り神になると言われています。
(青文字はネットより借用)
でも、
たぶんですが、
こういうことを言うことなくも
きちんと生きられた方々は、
何の心配もいらないかもしれませんね。
私なんかは、
まだまだ、
「この世」での修行しないとダメな人間ですが。
(#^.^#)
いざよいさん、
御本の紹介をありがとうございました。
極楽にたどり着くまでの描写は、
まるで、
体験したみたいな描き方でしたね。
まだまだ「この世」を味わっていきましょうね。
水鉢のハス