田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

何かに似ている・・・

2019年04月02日 | 日記
5月からの新年号「令和」の名前は、
 
万葉集からだとのこと。



いい名前を付けたな~と思うと同時に、
 
時に初春令月にして・・・」と読んでいったとき、

「何かに似ている」と思った。


(天平2年は西暦730年)

思い出した・・・

王義之の『蘭亭の序』

353年(永和年三月三日)、
 
王義之は名士や一族を名勝・蘭亭に招き、総勢42名で曲水の宴を開いた。

その時に作られた27編(蘭亭集)の序文として、

王義之が書いたものと、
 
旅人が書いたものとが似ているのだ・・・



それで万葉集を読んで、
 
その旅人の個所を確かめてみたところ、

下の説明文に、

「序の筆者は旅人。以下冒頭部分、王義之の蘭亭の序に形式は同じ」

とあった。


似ているわけだ。

書き下し文だとこんな感じ

     蘭亭集序   王羲之
   ●永和九年、歳は癸丑に在り。暮春の初め、會稽山陰の蘭亭に會す。
   禊事を脩むるなり。群賢畢く至り、少長咸集まる。
   此の地に、崇山、峻領、茂林、脩竹有り。又、清流、激湍有りて、左右に暎帶す。
   引きて以て流觴の曲水と爲し、其の次に列坐す。
   絲竹管弦の盛無しと雖も、一觴一詠、亦た以て幽情を暢叙するに足る。
   是の日や、天朗らかに氣淸く、惠風は和暢せり。
   仰いでは宇宙の大なるを觀、俯しては品類の盛んなるを察す。
   目を遊ばしめ、懷ひを騁する所以にして、以て視聽の娯しみを極むるに足れり。
   信に樂しむべきなり。

こんなことに気づいたのは、

書道で、
 
『蘭亭の序』を練習をしたことがあったからだけど。

日本は中国の影響を色濃く受けたが、
 
薫る日本文化を発達させた。

中国だけではないインドや西欧の影響だって受けている。

そして逆もあるだろう。

ここでいちいち揚げないが、

「日本に学べ」ということも沢山あったようである。

「令和」

響きの良いいい名前だ。

日本に生まれたことを誇りに思う。


 
コメント (18)
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