神谷美恵子さん(1914~1979)の『こころの旅』は、
心理学の専門書のような本であった。
けれど、
なぜか心惹かれて、
それ以来、
神谷さんの本をたくさん読んできた。
神谷さんは精神科医でもあり、
ハンセン病患者さんの心に寄り添った方でもある。
世の中には、
こういうご立派な生き方をする方も、
おい出るのかと思ったものである。
『こころの旅』は、
何度読んでも心をずし~~んと打たれる。
人生一生のこころの旅は、
一生の終わり近くなって、
初めて好ましい旅であったかどうか、
云々できるのだとおもう
旅の途中の私。
終わりにはどう思うのであろうか。
私は子供のころから、
常に生きるとは、
どういうことなんだろうかと考えていた。
様々な本に触れた。
結婚した後も本は離さなかった。
泣きたいときも迷った時も、
本が良き道しるべとなってくれたような気がする。
人生終わりに近づいてきたと言っても60代だが、
有難いことは感謝の心が生まれたこと。
おかげで少しだけ、
心が広くなってきたような気がする。
でもまだ旅の途中・・・
でもまだ旅の途中・・・
大きくは道を間違えないで、
心の旅を続けていきたい。
最後の日には、
最後の日には、
ありがとうと微笑んでいけるように!
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