オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE755Aの魅力再確認

2019年02月18日 08時01分28秒 | オーディオ

それは数日前のFBの何気ない投稿が元でした


とある大先輩のスピーカーの背後にあるランドセル755を廻ってのコメント


H氏:名器が隠れていますね


大先輩:いえ、ゴミです




私:755はゴミなどではありませんぞ!

大先輩:はい、そうですね優秀なインフォメーションスピーカーですよね


私:・・・・・・・・・






実は言い返そうにも言い返せない、言葉が見つからなかったのだ







もう、20年以上の付き合いになるWE755A、買った時は極上品でオリジナルの黒々していたコーン紙も、

当時事務所で西日が当たる場所でサランネットはしていたが、長く使っていたため随分しらっちゃけてしまった




この名器には色々教えて頂きました


音楽を聴くには何が、必要で何が要らないのか、このスピーカーを聞くことでそれが理解でき


マルチスピーカーの音合わせでも大変参考になりました



確かに、駅構内や列車の中のインフォメーション用に作られたフルレンジスピーカー

だが


我が家でなんといっても威力を発揮したのが、AVを楽しんでいた頃のBS放送、





BSプレミアムのニューイヤーコンサートなんか最高の演奏を奏でました、





ブルーレイも良かったですが、BS放送のLIVEでは他のどのスピーカーよりもリアルに歌い上げました




地上の放送でも、フジTVはなかなか良かったですが、

NHKはちょっと味付け過多なのがよく分かったのを覚えています



村ね音楽を聴いてもよし、TVモニターにすればこれ以上は無しと豪語できる、

当時私にとっては最高のスピーカーでした




が、

オーディオの再開により、それに伴いAVを行わなくなってしまった、


そう我がシステムからスクリーンが無くなり、絵が消えてしまってからは


ほとんど聴かなくなってしまったWE755A、それでもたまには引っ張り出して聞いていたが





マルチスピーカで音色やバランスに悩んでいた時は、道標にはなったがそれ以来ぐ無沙汰だった



先日の励磁オフ会でもWE755Aが話題になり、つい先日思い出したように引っ張り出して聴いてみたのですが



久々に聞いたWE755Aは、くすんで、かさついた紙臭い音、

あの魅力的だったな中高域も、全くその面影もないほどの衰え方




聴かなければよかった、思い出に鎮座してればそれでよかったのかもしれない・・・・





と、思っていたタイミングでのFBの「あれはゴミ」コメント






確かにランドセルに入ったWE755Aで良い音を聞いた事はないが、

ちゃんとした密閉型やプレーンバッフルでは色濃いWEサウンドを奏でていたこともある755








よ〜〜し、ほんとにゴミかどうかもう一度確かめてみようと、一日かけていろいろやってみました






先日、もう時代じゃないと感じたのは通常のステレオでの再生だったので、

今回は755本来の使い方であろうMONOに拘ってみました




まずシングルスピーカーで数曲聞いてみると、不満なのは高域が伸びていないので

フンずまり感がある、それと量感がやはり不足






まずは量感を出すために、パラレル接続で二段重ねしてみる


うーん、これは不味さの二乗、良さが全く出ない






肝心な中域も厚くなったのでは無く濁った感じ



これはボツ



次にコンデンサーカットで高域にWE597Aを足してみるがこれも正直バランスが悪い



紙臭い755Aに金属ツイーターは合わない、低域の紙臭さが倍増する組み合わせ



何かないか探していたら、おーいいのがあったALTEC409、

これのツイーターだけ使えばいい


だがこれは一体型となった同軸ツーウエイユニット、低域が出ては755Aの意味がなくなる



ってことで合板にツイーターの大きさの穴をあけて、

それをALTEC805ホーンに付けてみました



これで音色の合うコーン紙のツーウエイができた




ついでに遊びなんだからと、もう一捻り

以前4千円で落札して一度だけ使ったチャンネルデバイダーがあるのを思い出した


どうせならマルチアンプ、



MONOならアンプ二台は要らない、

ステレオアンプ一台でマルチアンプができる



我が211アンプはトランス入力のちょっと変わったアンプで

ラインアンプのWE120Aアンプを初段として使い、



出力トランスをパスした専用出力の為

このラインアンプとパワーアンプの間にはデバイダーは入れられない


フォノイコとラインアップの間に入れるしかない、やってみたが、


うまくいった



モノラルラインアンプの120Aレプリカの二つのボリュームが低域・高域に分かれていてとても便利





755Aの魅力を引き出したかと言われると、チョット疑問かもしれませんが、

上手く鳴り出した





マルチアンプなら、今度はシリーズ接続で

再度755Aのダブル、バーチカルツインでセッティングを行ってみる

パラレル接続のような、両方が勝手に鳴っているというような違和感は無い


おお~、これはこれでなかなかいい





755Aの魅力を活かす・・・・・ちょっと、方向性は変わってしまったが、


スピーカーシステムとしてなかなか魅力的なもの




家にあったものだけ使って、


あり合わせの物で作ったモノラルシステムだが




MONOレコードの魅力を引き出すには十分な色濃いサウンドを奏でるシステム、




ちょっとしばらくこのシステムも遊んでみます