
先日妻と御殿場でのゴルフの帰り道、お邪魔させて頂いたのが、
かの有名な「出川式電源」の出川氏宅
オーディオに全く興味のない妻が、

氏のリスニングルームに掛かっている特許申請や数々の受賞の賞状を眺めながら
妻:ねえ、電源て何?、何するものなの
私:え~~・・・・、電気には交流と直流があるんだよわかる?
妻:忘れた
私:乾電池は直流で、家庭用のコンセントは交流なんだよ
妻:ふ~ん
私:大人の事情で一般家庭のコンセントは交流が流れてるんだけど、交流では洗濯機は回るけど、TVやオーディオ機器は直流でなければ動かないから、家庭用の交流を直流に変換しなければならないんだよ、その機械を作ってる人なんだよ
妻:ふ~ん、で出川さんのは何が凄いの?
私:うーん、まあとにかくすごいんだよ!、聞けばわかるよ
なんてこそこそ話をしながら聴かせて頂きました(笑)

音が出た瞬間
妻:わ凄い!、綺麗ないいおとね~
出川氏は元はダイオードを開発した会社におられた方で、ダイオード開発から携わってきたダイオードのプロ
そんなプロだから、ダイオードの利点も欠点も熟知しているようで、
一言でいえば出川式電源とは、ショットキダイオードの欠点を克服した電源装置の様だ
CD・ラインアンプ・パワーアンプ・励磁電源各装置に搭載されているようで

出川式電源でリップルを減らし
徹底的にノイズを排除し、
情報量の欠落を防いだ、
氏のシステムから聞こえてきたのは
クリアーで超リアルな、まるで生演奏のようなサウンドが奏でられたいました
ボリュームを上げても楽器の音だけが大きくなる
音量をあげるとノイズも大きくなり、音のエッジが緩むような鳴り方になることがあるのだが
そんな気配は全くない、静けさの上に音のエッジが鮮やかに再生されている
これは快感
確かにここまでクリアーになると市販のソフトでは、その粗まで聞こえてくる
氏はそれが気になって、レコーディング迄行っておられるようだ、流石
出川式電源を使って録音された音はまた一段とリアルです
またCDも確かに情報の欠落が感じられない、
今までの伸びない音のCDとは全く違うレベル
SACD並み?(持ってないのでわからないですが)
アナログレコードとCDのと聴き比べさせて頂きましたが、
情報量はほぼ同じですが個人的には音の角が取れて聴きやすいレコードの音が好きです
まあ、もちろんどちらもよい音です
そしてこのクリアーな電源の音を再生するのには、やはり励磁型が一番だと思います

妻の好きなバッハの無伴奏チェロでは
うっとりしながら聴き入っていました
氏の使われている励磁ユニットはフランスEMS社製のダブルコーンスピーカーユニットを、
独自の理論で作られた密閉型BOXに搭載している
流石励磁型ユニットです、透明感のある空間の上に、キレのある音が際立ちます
また一つ励磁の奥深さを知りました
ありがとうございました