おやじとクソおやじの間(はざま)で

おやじになった自分から見た、クソおやじ像を考える

新しい形の書店

2019-12-29 20:35:06 | 出版業界/本屋さん関連
今、帰省中。
実家の片付けや掃除などをしている。

先月、近くにイオンタウンがリニューアルオープンした。

そこは、24年前にイオンが実験的に「パワーセンター」をオープンさせた場所。その後、「イオンタウン」として営業していたが、約1年半前に閉めて、この度大幅にリニューアルした。


その中に本屋か入っている。

そのお店は、子ども連れを意識した店舗。大手取次がプロデュースしたものである。

東京でこの店舗オープンのニュースを見た時は、どんな店舗になるのか楽しみだった。しかし、実際に見てガッカリした。

子どもを遊ばせながら、大人は本を読む、あるいは親子で本を読むという形にしたかったのだろうけど、それにしては、品揃えが中途半端である。

児童書の品揃えは、やや大きな書店の児童コーナー並み。一般書はちょっと品揃えが寂しい割に、雑誌はやたら充実している。この書高雑低の時代に。中学以上の学参をバッサリ切っているなら、雑誌も今の半分にして児童書をさらに充実したほうが良かったのではないか?

子どもを遊ばせるコーナーも有料の割には今ひとつ。

プロデュースの本質が僕には見えてないのかも知れないが。

勇気ある実験ではあるが、ちょっと厳しいのではないか?少なくとも、ここには馴染まない。もう少し大きなモールでないと。

以前、この場所で営業していた宮脇書店は2年前の閉店時に、「リニューアルして戻ってくるのでお待ちください」と張り紙をしていたが、戻ってこなかった。近隣に中学校、高校があるのだから、総合書店のほうが良かったのではないだろうか?
コメント
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