ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

ストラト フロイドローズナット取付

2009年05月20日 | ナット・サドル作成・調整
厚めのナットに交換します。

      ↑左がオリジナル 右が交換用↑

木部を削ります。鑿で


ヤスリで


ペーパーで

牛骨等とはちがい、弦を張っての溝そのものの加工ができないので、ナットを取り付けて高さをチェックしては取り外し、また削っては取り付けて…の繰り返しで溝の深さを調整していきます。

トラスロッド調整のレンチ用に、ナット裏の溝加工をします。
 

調整・取付完了。レンチも無事に入りました。


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ヒストリー PU取付

2009年05月19日 | アコギPU取付
ヒストリーNT-01をお預かりしました。ピックアップの取付です。
 

ピックアップは、レアアースとコンタクトマイクのブレンド


コンタクトマイクの位置を探ります
 
何箇所か試した結果、この位置↑に決定し、内部に貼り付けます。

エンドピンジャック加工をして


サウンドホールにレアアースを取り付けて


ステレオYケーブルを使い音をチェックして完了です。


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グレーベン カーボンファイバー挿入完了

2009年05月18日 | ネック関連
カーボンファイバーの接着を終えて、表面をスクレイパーでクリーニングします。


こんな感じになりました。


続き

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グレーベン カーボンファイバー接着

2009年05月17日 | ネック関連
ネック補強のためのカーボンファイバー挿入に移ります。


ローズ材(*1)で上面をカバーします。


トラスロッドが入ると、こんな感じになります。


マスキングをして


2液性のエポキシ(*2)を混合し


塗布


カーボンとローズを挿入して


ワックスペーパーを巻いたアクリル板を挟んでクランプし、一昼夜放置します。
 

(*1)ローズ材を使ったことには特に意味はなく、マホガニーやメイプルを使うこともあります。ここに使う材料で音が変わるか?という質問はしないで下さい。
(*2)アーチザンスピリッツで取り扱っているシステムスリーエポキシを使用しています。市販されている製品に比べて低粘度であることが、その理由です。

前の工程 続き

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グレーベン ドブテイル加工

2009年05月16日 | ネック関連
オリジナルのネックと、ボディからサイズを計測し、ドブテイルをレイアウトします。


ルーターを使用したいところですが、手持ちのテンプレートとはサイズが違い、また、このためだけに新たなテンプレートを作るのも手間がかかるので、ノコを使って加工します。


とりあえず、ラフに切り出しました。この後、鑿等で成形していきます。


前の工程 続き

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グレーベン トラスロッド溝加工

2009年05月16日 | ネック関連
ルーターを使って、トラスロッド用の溝を加工します。


トラスロッドを挟む形で、2本のカーボンファイバー用の溝も合わせて加工。


前の工程 続き

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ヘナート・モタが弾きました

2009年05月15日 | プロギタリスト ABE GUITARを弾く
1ヶ月ほど前になりますが、4月18日、山形ブラジル音楽普及協会主催のヘナート・モタ&パトリシア・ロバートライブに行きました。彼らがどれほど凄い人たちなのかを語る表現力を、私は持ち合わせていないので、プロフィール等については山ブラのページをご覧下さい。素晴らしいライブであったことは言うまでもありません。

ライブ終了後、天童の蕎麦屋さん吉里吉里で食事会があり、参加させてもらいました。山ブラ会長と、インプレッションオーナーIさんのご厚意により、ギターを持ち込んで、ヘナートに弾いてもらうことができました。

ナイロン弦をメインに使っているアーティストにはナイロン弦のギターを持っていくのが筋ですが、ナイロン弦を含めて、そもそも在庫を現在持ち合わせていないので、Iさんにお願いして貸していただいたアーチトップを持ち込んだ、というわけです。

これといったコメントをいただいたわけではありませんでしたが、ギターを弾くこと、音楽を奏でること、そのこと自体がたまらなく楽しい、という気持ちが伝わってきて、こちらも嬉しくなりました。

 
↑ポーズを取りながらもしっかり箸が伸びています

プロのアーティストに弾いてもらうと、いろいろと創作意欲が湧いてきます。このような機会を作って頂いたことに、改めて感謝したいと思います。

*写真は山形ブラジル音楽普及協会より提供していただきました。ご了承を得て掲載しております。

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ヤマハ G-90 ドブテイル調整

2009年05月14日 | ネック関連
欠損部の接着を終え、ドブテイルの角度調整に入ります。一筋縄では、いきません・・・。

  

前の工程 次の工程

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サンタクルーズ サドル作成→完了!

2009年05月13日 | ナット・サドル作成・調整
ブリッジの接着が完了。ブリッジピン穴をリーマー加工します。


弦を張り、ロッド調整をして、ナット溝の調整を行います。


弦高が低いので、新規にサドルを作成する必要があるのですが


サドルと溝との関係には50/50ルールというのがあり


ブリッジから出ている部分がサドル全体の高さの半分を超えてしまうと、倒れてしまう恐れがあるので

↑1弦側が特に、半分以上ブリッジより出てしまっています

サドル溝を若干深く加工します。


そうすると、ブリッジから出る部分は半分以下となり、倒れる心配は、まずありません。


磨いて完了。適正な弦高になりました。


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ヤマハ G-90 ドブテイル補修

2009年05月08日 | ネック関連
ヤマハG-90のネックリセット、ドブテイルの欠損部分を作成します。

鑿でクリーニング
 

ネック作成時にできた端材のマホガニー材から


大まかに切り出して


念のため、ダボ加工を施します。


ネックを外した時にできてしまった、ヒールブロックの隙間を


薄いベニヤで埋木します。


ブロックの接着には、丸棒部分の隙間を埋めるために、ギャップフィリング(充填)接着ができるエポキシを敢えて選択。


クランプで固定し、丸1日放置します。


前の工程 続き

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ヤマハ L-6 サドル作成→完了!

2009年05月07日 | ナット・サドル作成・調整
ヤマハL-6はサドル作成も行いますが、サドル溝が浅く、サドルが倒れてしまう恐れもあるため


加工して溝を深くします。


もとのサドルは、溝よりも薄いサイズでしたので、溝に合った太いサドルを作成。


サドルにブリッジのラインをレイアウトすると、サドルがしっかりとブリッジに入っていることがわかります。


磨いて微調整をして完了です。


前の工程

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タカミネ サドル調整→完了!

2009年05月06日 | ナット・サドル作成・調整
サドルの高さ調整は、普通サドルの底を削って行うのですが、


外してみると


1個1個バラバラになっていて、底面のテープで一応仮留めされていました。各弦の振動を確実にPUに伝えるための工夫と思われます。


PUのバランスはほどよく取れています。1個1個の底を削って高さを調整するとバランスが崩れてしまう恐れもあるので、上面を削って高さ調整することにしました。


各弦間の溝も再生し(各弦の分離がよくなる工夫と思われます)


磨いて完了


PUのバランスをチェックします。モノラルだけではなく、ステレオ出力もあるので、2台のアンプを使います。どちらも良好でした。


前の工程

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ベトナム製Dタイプ バフがけ→完了!

2009年05月05日 | その他リペア
ベトナム製のDタイプは塗装が完了し、バフがけに入ります。

マスキングとの境界部に塗料が溜まっているので、ナイフで取り除きます。


ペーパーがけの後、コンパウンドを使ってバフがけ。手バフです。バフがけ後、セットアップをして、修理完了。

↓使っているコンパウンドは、極細目の3Mビューティフルカット。後ろに微妙に移っているのは、同じく3Mのダイナマイトカット(細目)です。今回はこの2種類を使いました。


前の工程

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グレーベン 指板 フレット溝切り

2009年05月04日 | ネック関連
グレーベンのネック作成、平行して指板の作成も進めます。
↓エボニーを使用


テーブルソーに専用のジグを取り付け、テンプレートを利用して溝を切っていきます


20フレットまで切ります。スケールは25.4"


前の工程 続き

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怒涛のナット作成!タカミネ篇

2009年05月03日 | ナット・サドル作成・調整
ヒーター修正後、ナット作成に入ります。まずはスロットのクリーニング


弦間を割り出して溝を切っていきます。

ナイロン弦ですので、弦間はスチール弦よりも広めです。(1.540"-0.032"-0.038"-0.028"-0.035")÷5=0.2814"という値になりました。が、0.001"レベルでの誤差がありますので、まったくその値通りにはいかず、微妙に食い違ってくるのですが、そこは溝を切りながら微調整していきます。

高さを調整して


磨いて完了。


↓これがオリジナルのナット ↑やはり今回作ったナットの方が、いい感じです。見た目だけではなく、もちろん音も、です。


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