ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

サドル作成シリーズ!K.Yairi G-1F篇

2011年01月10日 | ナット・サドル作成・調整
サドルを牛骨で新規作成します


ロングサドルなので、両端の加工に結構神経使います


できるだけオクターブ調整をして


磨いて完了


弦も交換し、修理完了となりました


前の工程
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サドル作成シリーズ!2009 Martin OOO-16GT篇

2011年01月09日 | ナット・サドル作成・調整
サドルを作成します。これがオリジナル↓


牛骨で作成します
 

できるだけオクターブ調整をし、磨いて完了、これで修理も完了です。


前の工程
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Morris W-60 ナット・サドル調整

2011年01月08日 | ナット・サドル作成・調整
モーリスW-60をお預かりしています。弦高が高いのでナット・サドルを調整して低くします。
 

まずは溝加工


高さ調整し


磨きます


ナット調整で弦高はだいぶ下がりましたが、サドル溝の1弦側のみかさ上げがしてあります。これでは、溝とサドルの間に隙間が生じてしまうので取り外します


かさ上げ分を無くしてサドル底の平面を出すと、弦高は6弦側は適切でも、1弦側が低すぎるということになってしまいます


溝も浅めなので、本来ならば深く加工しサドルも作り直したいところなのですが、オリジナルを生かすということで、底面にツキ板を貼り


6弦側を削り、1弦側を残すようにして


完了。見た目は1弦側の方が高い感じですが、弦高のバランスは取れています


その他、フレット浮きの補修がありましたが、画像は割愛いたします。

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1974 Martin D-41 ブリッジ取り外し

2011年01月07日 | ブリッジ関連
ブリッジに隙間が生じているので、貼り直しすることになりました


ヒーティングブロックで過熱し


ナイフを入れて


取り外します


前の工程
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1974 Martin D-41 ナット作成

2011年01月06日 | ナット・サドル作成・調整
スロットのクリーニングをして
 

牛骨で新規作成


弦の位置を決定し


溝を切り込みます


高さ調整し


磨きます


前の工程
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1998 Martin D-18VM ナット作成

2011年01月05日 | ナット・サドル作成・調整
スロットのクリーニングをし


牛骨で作成、高さの目安をつけます


指板エッジからの弦の位置は、1弦側は7/64"、6弦側は2.5ミリでしたが、弦落ちを防ぐため1弦側1/8"、6弦側3ミリに変更


各弦の位置を決め


溝を切り込みます


高さ調整し


磨いて完了


前の工程
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1974 Martin D-41 フレットすり合わせ

2011年01月04日 | ネック関連
フレットはそれほど減ってはいませんが、若干のすり合わせをしてフレットの高さを揃えます


まずはナットを取り外します。ナイフを入れて


ヒーティングブロックで過熱


取り外しはかなりの苦労でした…エポキシで固めてあったような感じです


指板のマスキングをして平面を出し


ファイルで成形
 

マイクロメッシュで磨いて


完了


前の工程
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1998 Martin D-18VM フレットすり合わせ

2011年01月03日 | ネック関連
フレットはそれなりに減っていますので、すり合わせを行います


ナットも交換なので、外しておきます。ナイフを入れて


ヒーティングブロックで過熱し


取り外します


マスキングをして平面を出し
 

ファイルで成形
  

マイクロメッシュで磨いて完了


前の工程
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何事かを為すには

2011年01月02日 | ご挨拶
最近、殊更に思うのは「絶対的な時間不足」です。雑多で煩雑なことがあまりにも多く、「忙殺」という言葉を身をもって実感する毎日です。中島敦「山月記」の主人公、李徴が独白する「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すにはあまりに短い」(*1)という警句の如くに、何もできぬまま日々が過ぎていくようです。しかし、そんな状態でも「忙中閑」とでも言うべき時間帯もあったりで、でもそういう時間もなければ息が詰まってしまうのも確かで、そのバランスが難しいのでありましょう。とはいえ、歳を経る毎に24時間は物理的には同じでも感覚的には短くなっているので、やはり時間の無駄遣いは減らしたいところ、「あたかも一万年も生きるかのように行動するな」(*2)という、マルクス・アウレーリウスの章句を諳んじつつ、密度の濃い時間を創っていきたいと思っています。

(*1)「李綾・山月記」新潮文庫 p14
(*2)「自省録」岩波文庫 p55
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