魔女のような人物が生首を持ち満足気に見つめる、怪しげな魅力を放つ絵を表紙にした”サロメ”
題材のものは何か知らなかったが、それ故原田マハさんなら僕の知らないアートの世界を開いてくれると思い迷うことなく手に取った。
19世紀の英国の画家、オーブリー・ビアズリーと彼を支えた姉メイベル、時代の寵児となった作家オスカー・ワイルドとその代表作”サロメ”を巡る物語。
欲望を求める姿は今も昔も変わらないのだろう。幾重にも重なるサロメ像が若干食傷気味ではあったが原田ワールドに浸らせてもらった。
物語を読んでいて彼の絵をもっとみたくなったのは言うまでもない。
調べてみると現在滋賀近代美術館でビアズリー展が開かれているという。
会期は3/27まで
是非行ってみたいと思う。
そしてもう一度読み返してみよう。
明日届くであろう新作に備えて無事に読了
楽しみに待ちたいと思う。