私の着物は実母の物がほとんどです。最初はどこに何があるのか不明でしたが最近やっと把握し、管理もできるようになりました。季節ごとにちょっとずつメンテナンスに出します。先日も色無地に合わせる襦袢はどうして作っておかなかったのかしら?と悪態をついていたらちゃんと引き出しに入っていました。しかも真新しい半襟もついていました。「あら?いつの間に?」と不思議な現象。ちゃんと正絹羽二重無双袖。偉い!あるじゃないの~と思っていたら「無いわけがない」と友人の話。そうでしょうねえ。これだけ着物を誂えているひとが長襦袢を作っていないわけがないでしょうね。
そう言って今日も洗いに出す着物を見てもらったら、まあその見事さ。グレーの地色に雲取りの絞り柄。前身頃のみに雪輪に花かご文様。その清楚さといったらヘビロテになりそうな一枚です。もう一枚は単衣の黒留袖。最近はなかなか作らないですね。黒留袖自体レンタルで済ます時代です。レンタルでも単衣はまれです。すご~い。ブラボー!なんでもあるじゃないの。って感じです。
ただやはり小物が昭和のかおりなのでずいぶん買い足しましたが、これも一時期の欲求でもうおさまりました。
化繊のプレタ着物もずいぶん買い込みましたから、もうしばらくは何もいりませんね。満足しました。
しかし驚くことが多い不思議な家です。