着物を纏うときには華美なアクセはしない方が良いとされています。確かに指輪やブレスレットの金具で着物にひっかけてしまい、刺繍をダメにしたりしたら悲しいですよね。
私は細いチェーンネックレスとか指輪をします。小さなピアス状のイヤリングをしたりします。茶席では結婚指輪以外はすることはありません。実を言えば結婚指輪もあまりしません。ずっとはずさない方もいるようですが私は入浴前に外します。そのまま2.3年しないこともあります。
腕時計もしないという人もいますが、別にかまわないと思います。携帯で時間を知るのも良いのですが、着物の場合携帯を取り出すよりも簡単だからです。
今は髪飾りも大き目で華やかですね。私も簪だけでなくただのゴムであってもゴージャスにしたりシュシュで遊んだり。シュシュは着物の端切れで作ったりします。つまみ細工で簪やピンを作ってちょっと刺したりします。この材料も着物地で作ると綺麗です。おそろいだとなおさら綺麗です。先日も辻が花訪問着の余り布で薔薇のコサージュを作りブローチとして仕上げ、帯飾りにしました。
ちりめん細工で季節の飾りを帯に入れておくのも素敵なのです。浴衣の帯飾りのチェーンも最近ははやっているようです。いいですね。浴衣の帯は半幅で、リバーシブルですがシンプルな無地がほとんどですから、何か付けてもうるさくなくていいと思います。背中に団扇を刺しておくのもいいですね。夏らしい感じがします。
簪や櫛、笄はあまり見られなくなり、使い方を知らない人もいますが、螺鈿や漆、べっ甲細工など一つは持っていたいなと思います。以前に義理の父からつげのくしをプレゼントされたことがあります。腰まで長い髪をすくのにちょうど良かったです。本当に髪につやが出るのです。すごいです。べっ甲細工はお高いので小さなものや樹脂に貼り合わせる貼りべっ甲になってしまうこともあるのですが、本物は一つ欲しいと思い、お小遣いの範囲で買い、ヘビロテしてます。やはり本物はひかり方が違いますね。
帯留めも立派なアクセ。大変こる人もいます。池田重子コレクションは素晴らしいですよね。なんとか一つ手に入れたいと願っています。でも帯留めは扱いが難しいです。なんでも付ければいいわけではないし、遊び心をいれながら、さりげなく自己主張するのは難しいものです。でも着物人にとっては帯留め=箸置きという話もあるくらい^^;ストール・のれん・マフラーはファブリック帯になる。おはしそのものは簪になるのです。ああ!エコ。違う?
先日ジャック・スパローのような髪型にして、着物を着たらなんとまあ合うのです。異文化コラボはすごくいい感じ。まあ西洋人から見たらチャイナも日本もかわないよですからね。大好きなドラマ「ヒーローズ」でも日本人役として中国系の方が出演しているので日本語が妙なのです。まあ笑って済ませておきますが。エスニック文化というか東洋の文化は非常に魅力的です。
着物でも普通のアクセサリーを楽しめます。