気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

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震災から半年を迎えて

2011-09-12 23:05:24 | 日記・エッセイ・コラム

 3.11から半年、9.11から10年という因縁めいた日がやってきました。なんだか憂鬱です。

津波・火災・失業など、も含め、フクシマは「放射能」との長い戦いが始まった日です。報道番組を見ながら、生かされるという宿命はこれほど重いものなのかと考えさせられました。

 心の整理をつけ、新たに生活を再建させようとしている人もいます。しかしまだ一歩を踏み出せない人もいる。三陸では町の再興に向けて様々な話し合いがもたれているがいい案がない。どれもリスクがありお金がかかる。でも今後の世代に代償を残さないためにも焦らずに計画を模索してほしいです。

 それにつけても緊急時避難準備区域の縮小や計画的避難区域の撤廃などが今月末で迫っています。確かに前進しているようであって、実はまだ除染の問題やインフラ整備の問題がある。東電の本賠償を試算すると全然足りない金額。もっとも長くなりそうならそれなりに賠償金も支払われるとか。お金を貰えるからいいかっていう問題ではないから、複雑です。

 それでも国が責任をもって「福島の再生失くして日本の再生なし」と総理大臣が明言したのですから、何が何でも二年以内にやるといったんだからやってほしい。そのうえでダメならまた考えようと・・・。

 半年たって今まで猶予されていた支払いの請求が着始めました。生命保険や銀行の借入金の返済。利息はある程度猶予されるようですが、お金のあるうちに払ってしまって、ないものと諦めて生活設計をした方がいいかなと思ってます。いずれ払うなら今のうち。まだ何とか生活できているうちにきれいにしたい。そのうえで賠償が決まればなんとかなるかなと。

 反論も多いとは思うのですが、やはり放射能のついた瓦礫や汚泥の処理施設は大熊。双葉に作らざるを得ないと思います。住民は複雑でしょうが、帰れないならいっそのこと犠牲を払ってでも世の為に我慢した方が賢明だと思います。いつまでたっても解決されないなら意味がない。どこの市町村も受け入れないなら人の住めなくなった土地に作るのは誰でも考える事。それを拒否してもさてどこに持っていく?最後まで原発と向き合うのが宿命な気がします。勿論賠償はしてもらうけど。最終処分場も付くって構わないと思います。だって日本のどこを探しても引き受けるところなんてないですよ。貧乏くじかもしれないけれど、原発と共に生きるというのはこういったリスクがあるなんて想定外ですもの。でも諦めや協力も必要。

 早く処理して、県内のほかの場所はきれいにして住みよい福島を取り戻して欲しい。相双は犠牲になっても後世に誇れるような結果を生んで欲しいと思うのです。

 日本中、いや世界中にまき散らされ放射性物質から出るものの処理について誰も考えていなかったって、本当かしら?

 考古学は古代文明をしることで現代文明の分岐点を探す分野だと思うのです。どこで間違えてほろんだのか・・・・。今の文明もいずれ滅びて掘り返されることになったら?何文明と名付けられるのでしょうか?

 変な話ですけど、今年はゴキブリを見ていないんですよ。何故でしょう?古生代から生き延びているのに一匹もいない。セミは鳴いているし鳥も鳴く。犬猫も元気なのにゴキブリは見かけない。ハエは多いみたいですけど。都会は別かな。ここは田舎過ぎるのかしら?楽でいいですけど・・・。あれと遭遇するともう「阿鼻叫喚」です。しかもこっちに向かって飛んでくるし!

 鎮魂の意味をこめて写経をし続けています。

 他の方でその写経を差し上げる人がいるのですが、それはどうかなと思います。写経は自分と向き合うための物であって他人の為ではない。先祖供養だから他人の為なんだろうけど違う。自分の中の自己満足というか、瞑想や座禅と一緒。他人に押し付けてまで主張するものではない。しかも差し上げたものを捨てられて悲しい・・という。いや…貰った方だって困っているんじゃないかと・・・・。高名な方が書いたものなら飾ってもいいかな。

「 どじょうがさ、金魚の真似したってしょうがない」ってそうですよね。

 広島・長崎・フクシマ。日本だけどうして?こんな苦しみを味わうのでしょう。

 津波で家を流されて何もかもなくした人の無気力感はわかります。でも復興しようと立ち上がれる余地がある。

 福島はまだそれが見えない。

 苦しい長い半年です。いや終わりのない迷路に入り込んだのかも。

 でも、世界の英知を集結してなんとか出来るはず。そのための研究者でしょう?

 ひまわり植えるのもいいけど、高圧洗浄機で洗うのもいいけど。将来の0.006%のがん発生リスクとどう向き合うのか・・・・。まずは正しい知識でしょうね。

 これ以上頑張れないよ・・・・。