気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

親不知、子知らず

2011-09-14 20:26:12 | 日記・エッセイ・コラム

 子供の為に疎開というか他府県に転校させたのに、不登校になったり情緒不安定になり夜泣きをするとか暴れるとか、子供が不安定になってしまってどうしたらよいのかわからないという記事を読みました。まあ小学校の高学年なら「話し合い」も出来るでしょうけど幼稚園児には無理なのかな。「どうする?」って聞いてもたぶん友達と離れたくないっていうだろうしね。放射能怖いから逃げようよっていう子供は少ないんじゃないかな。だって地元では友達暮らしているんですからね。なんで自分だけ離れていなくちゃいけないんだ!?って思うのは当然ですね。

 親の説得の仕方も悪いというか、やみくもに行動しているわけじゃなく、たぶん悩みぬいた決断なんでしょう。お盆の帰省で喧嘩になった夫婦もいるとか。福島には行かないと宣言した妻。行きたい旦那と子供たち。結局はどうなったのかわかりませんけどね。結構新幹線も混んでいたらしいので原発の警戒区域以外ならと思ったのかもしれません。確かに郡山市や福島市の一部では空間線量は下がってきていますので。でもまだまだ自然数値ではない。

 私も悩みましたよ。お金かかるしね。だったら旦那の実家に行こうかなとかさ。丁度よく卒業の時期だったからどこの中学校でも良かったわけです。長男だけ高校を移るとかいろいろ考えてでも旦那の仕事も自分の仕事もあるしね。で、福島に居ることを決断したんです。

 分厚い東電からの本補償申請書が届きました。普通の人は閉口するでしょうねえ。面倒くさい!でも自分仕事は会計なのでまあまあまだ耐えられるかな。書類も揃えられるし。社員からも相談が来るでしょうねえ。昨年度分の給与明細を持って出た人はいないだろうし・・・・。津波で流された人もいるしねえ。運よく源泉徴収票はもって出たのであとはコピーするとかしてあげられますけど・・・・。あ~面倒っていったら「それがあなたの仕事でしょ」と言われまして。はい。そうです。すみません。

 本補償からこれまでの仮払を差し引くと結構額が少なくなる。仮払を使った人はこれからが大変ですよ~。

 で、不登校になった長女の友人も10月には福島に戻るとかなんとかまた騒いでますけど、時々「本当に大丈夫?」ってメールが来る。生きてます・・・と返事するけど。全然大丈夫なんだけど・・・・。大丈夫じゃないのは将来でしょう!と言われるとねえ。明日交通事故にあう確率の方が高いんじゃないかな・・・。って答えてみたらスルーされました。

 資源ごみの回収日で段ボールがたくさんあって息子一人じゃ大変だろうと車に積み込んで運んだらさくさく下してくれて「ありがとね」とも言ってくれていい息子です。しかも腹減ったからラーメンライスね・・・と朝からどんぶり飯。頼もしい奴です。ついでに新しいアパートの前を通ったので「この部屋かな」と見たら子供用の小さな椅子が窓際に積み上げられていてああ!またか・・と。今のアパートも以前は子供がいたらしくあちこちに落書きの跡やシールの跡があるんです。入居するときのクリーニングが不十分だったし、地震のせいで建物がゆがんでいるのかふすまがしっかり閉まらない。まあいろいろあっても雨露しのげればいいやねって思います。でも猫が外を見られる出窓がはめ込み窓で風が入らない様子。う~ん。隣家とも近いし。景観は悪くなりますが、その分部屋数が多いので我慢しましょう。二年後にはまた探してもいいしね。

 でも子供は子供の意見もあると思うんで、疎開する前にちゃんと説得するべきだと思います。親の意見だけ押し通しても本当にそれで正解なのかって、性格がゆがんでしまったら元も子もないでしょう?放射能は怖いけどそれよりも免疫力をつけて、内部被ばくを少なくし体外への排出を促して・・・・とやれることは沢山ある。

 答えが出るのがずっと先だしね。その頃には親世代はあの世だろうし。その時に恨まれても痛くもかゆくもないわな・・・てなくらい、おおらかじゃないと。

 「うるさい!お前の為に引っ越ししたんだよ!」って怒鳴ってみたらどうでしょう。それでもだめなら?どうしましょうね。