
爆弾低気圧通過後の8日、月曜、成人の日。
まさかまさかの西5.3㎡。
波はクリーンで、アウトはフラット。
実はこのコンディションが一番気持ちよかったりして!
あまりのプレーニング快感に絶叫しすぎて喉が痛い。
パークは約10艇ほど。
インサイドはサーファーが多くて、なかなか波乗りできなかったけど、
たまたま捉えた波が肩くらいあってすこぶる気持ちよかった。
その波は沖からオイラが曳いてきたやつなので、オイラに優先権があったのだ。
海にいるサーファーは何人かがウインドサーファーだったので、何本か波を譲ってもらった。
サーフィンにも最高の波で、その波にウインドで乗れたので言うことなし!
やっぱりウインドサーフィンは波に乗るスポーツなのだねと実感すました!
さて、今日は成人の日である。
テレビのインタビューで新成人たちは抱負を語っている。
『責任ある大人になりたい』
『自立できる人間になりたい』。。。などなど。
オイラは成人を迎えたとき、こう思った。
『スキーを生業として生計を立てる!』
で、プロスキーヤーという職業を選んだのだ。
紆余曲折し、現在に至るが、実はオイラの原点は海ではない。雪山なのだ。
ウインドサーフィンを愛し、新しい職を見つけ、素晴らしい仲間と海沿いに住むが、
そこに到達するまで、自分で言うのもなんだけど実に深い歴史を歩んでいる。
まったくマトモとはいえない人生だ。
しかし、その出発点になったのは、雪山なのである。
オイラは自分の原点に今一度戻るために、急遽雪山に行くことにした。
志賀高原である。
そこには日本で有数の伝統校となるスキースクールがある。
逗子のココナッツボーイみたいな感じかな。
そこの門を叩きに行くのだ。今後二度と行くことは無いだろう門だ。
そこで、古き山の仲間と酒を飲み、若いプロの連中に指導を与える。
指導というのは、技術じゃないよ。指導法ってやつだ。
お客様にスキーを楽しませるコツを教えに行くのだ。
キンキンに冷えた朝に、ゲレンデを歩く。
ナイターのカンカンに冷えた照明で照らされた幻想的なゲレンデを歩く。
朝一でパウダーをいただきに板をはく。
若い連中とスキーについて語り合う。
ウインドサーフィンのためにスキーをやめたことを語る。
オイラはその時々何を思うだろう。
いずれ、オイラの原点を再認識し、新年もとい第二の人生の起爆剤になればと思っている。
明日から一週間だけど、プロスキーヤーaio『THE インチキラクター』の復活である。
週末の御前崎ウエーブコンディションまでは帰って来たいものだ。