グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

いまだに『TPP交渉は農業問題』だとするセンスって、いったい。

2011-11-09 10:41:03 | Weblog
いまだに『TPP交渉は農業問題』だとするセンスって、いったい。み

TPP交渉の参考となりうる韓米FTAについて、先日の選挙で選出さ
れたばかりの新ソウル市長が反対する意見書を提出されたのだそうです
ね。 

まさに旬な話題。わたくし、日本国民のひとりとして、じつに興味深く
読ませていただきました。ニュースは こちら 。

ことほどさように、現代においては、情報が、素早すぎるほど素早く伝
わる時代です。

そんな時代の中にあって、いまだに

 『TPP交渉は農業問題にすぎない』と国民に思い込ませている

のに成功していると信じ込んでいるらしい政府内の民主党のお歴々の、
ここにいったての時代錯誤的な発言の数々には驚き
を禁じえません。

ましてですよ。

ここ数日からは、TPP交渉に賛成の立場をとっていた大新聞紙でさえ、
TPP交渉は農業問題だけを扱ったものではなく医療や保険の分野
にも影響が及ぶ懸念もあるという記事を掲載し始めた
ところですから、
なおさらそう思えるんですよね。 こちら そして こちら 。

いまおもうのは・・・

いまからでも政府は、農業以外の分野での情報をできうるかぎり公開して
もらいたいなということです。
そして、その公開された情報をもとに、〔参加する・しないの判断ではな
TPP交渉の中身についての、賛成派と反対派との、正々堂々とした
議論をしてほしい
ということです。

この要求に答えることが、〔選挙時にはマニフェストにはなかったTPP
交渉の問題に対する、民主党の、国民に対する最低限の義務

とおもうんですよね。


▼ 賛成派は、ニュージーランドのケルシー教授の説や、米国内のTPP
  交渉反対派
などにも、堂々と理性をもって反論されるべきかと。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染