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川崎病。その病原因子は風に乗って?

2012-12-26 13:40:07 | Weblog
川崎病。その病原因子は風に乗って?

2011年の当ブログ記事ですが、次回関連で再掲載です。
よろしかったら。

 

4才以下の乳幼児にみられる「血管炎のひとつである難病の川崎病」の、
いまだ解明されていない病原因子に関して、

 中央アジアで発生して東方に移動し、北太平洋を横断する気流

である、いわゆる “大陸からの北西の風”が、関係している可能性が
あることが発表されました。
この説は、日本における過去3度の川崎病の大規模流行時の風の動きを
解析することで得られた結果から推察されたとのことです。

・・・1967年に日赤医療センター小児科の川崎冨作医師が発見して
から、 すでに45年以上経過した現在においても、いまだ病原因子が、
はっきりと確認されていない
「川崎病」。それだけに、今回の考察が病
原因子の発見につながることが期待されています。

というのも、2010年における発病率において

 人口10万人当たり 239.6人 

という、この病が過去を通じて最大の発病率となっており、さらなる
感染の拡大が心配されている
という、現実があるからです。

さて、そのような状況と、今回の“大陸からの北西の風”に関する報告
を踏まえてのうえでの、この病気に対する自衛手段ですが・・・
4歳以下の小さいお子様のおられるご家庭では、初秋から冬にかけての
北西の風が強い時には、たとえば

 お子様にマスクを装着・・・などの配慮をされたほうがベター

なのかもしれませんね。


◎ 風に乗った病原因子の実際例として、2010年に宮崎県で大
  流行した口蹄疫ウイルスと風の因果関係を扱った回は こちら 。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜