グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

数年前までは、おめでたいことだったのだけれど。

2012-12-27 19:08:47 | Weblog
数年前までは、おめでたいことだったのだけれど。

世の中の吉か凶かは、状況で変わるものなのだなと実感することが、
おおくなってきました。
 
たとえば クマ 。クマの大群の映像です。

 クマ.jpg

これは、ルーマニア版の厄払い

クマの毛皮をまとい、歌って踊りながら家々を回るという、ルーマニア
の伝統的な新年行事

日本でいえば、獅子舞の獅子がいっぱい・・・とったところで、じつにおめ
でたい写真だなと、おととしには思ったのです。

けれど数年前からの人里におけるクマの出没や、それに伴う物的・人的
被害がおこったいま、わたくしはこの写真を見て怖いとかんじずにはおら
れません。

そして、いっぽうこちらは、おめでたい鳥〔亀は万年、ツルは千年〕で
あるツル、その ナベヅルの大群 です。

 images.jpg

こちらも、 おめでたさ満載 ともいえる写真だったはずなのですが・・・
日本各地で強毒性の鳥インフルエンザウイルスが野鳥から検出され
ることがめずらしいことではなくなった今、この写真をみて身構えない
農業関係者はおそらくいない
はずです。

わずかに数年、はっきりいえば36ケ月もたっていないはずなのに、この
心の変わりようって、いったいなんなのでしょうね。わがことながら、
驚いてしまいます。

いじょう、 かは状況で決まる というお話でした。。


◎ 暖冬との予想が一転し、厳冬となった現在。各都道府県の、とくに
  養鶏関係者は渡り鳥の数や、〔ウイルスを含んでいるかもしれない
  フンに神経を尖らせています。
  そして・・・ヒトの健康にも直結するFAОのお話は こちら です。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜





マイコプラズマ肺炎に、ご注意を。

2012-12-27 10:55:53 | Weblog
マイコプラズマ肺炎に、ご注意を。

ノロウィルスが大流行しているために陰に隠れた感があります
が、今年はマイコプラズマ肺炎も昨年以上に大流行する、とい
う見方がされています〔 こちら 〕。ということで、昨年の当ブログ
のマイコプラズマ肺炎の記事の再掲載です。よろしかったら。

 ↓


 発熱に続き、タンの少ない咳がでます。次いで 身体のだるさ
 が現れ、熱が下がったあとも 3~4週間にわたり咳がつづく


・・・これが マイコプラズマ肺炎の症状 です。

最近、この マイコプラズマ肺炎が全国で流行 しています。

その流行している原因のひとつが、この肺炎に対して治療に使わ
れる抗生物質〔マクロライドが多いとのことです〕が効かないタ
イプのマイコプラズマ肺炎が増えてきていることが報告されてい
ます。

北里大や慶応大の研究では、「今年の症例でいえば、このマクロ
ライド耐性株による症例が9割を占めている」という報告さえあ
りますので、注意が必要です。 

そこで、このマイコプラズマ肺炎に対する対策ですが、なにせ薬
が効きにくいだけに、大事なことは

 かからないように予防すること

が大切になります。具体的には、この肺炎の感染ルートが、主と
して咳やくしゃみ などの 飛まつ感染
となりますので、

  人ごみの多いところなどでのマスクの着用

が、お薦めとなります。それに加えて、やはり予防の基本である

  うがいと手洗い

を徹底することも大切ですね。

そしてなによりも、もしもかかったかなと思われたなら、

  症状が現れた時点での早めの受診

を、こころがけることが大切になります。

先日お伝えした 川崎病の流行の兆し もありましたし、この季節は
感染症に対しての、要注意な状況がつづきますね。


◎ とくに気をつけたいのは、症状を自覚できない小さなお子
  さまの感染となります。そのために、お住まいの地域の感染症
  情報は、こまめにチェック
しておきましょう。


 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜