グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

背後に感じる視線の主[ぬし]は。

2014-04-08 17:36:55 | Weblog
背後に感じる視線の主[ぬし]は。


ブリック・スクウェア方面に歩いて、丸の内にくる目的でもある 三菱
一号館美術館前の中庭へ[前回分のアズキ洗い婆は こちら]。

このお庭の四方を囲むビルや、 建物を支える巨大な円柱の主要部分に
施されている壁面緑化が見もの なのです。


 三菱一号館.jpg


で、方向転換して これまで歩いてきた仲通りに背を向けて中庭の方向
へと 入っていくわけですが・・・

そのとき なぜか背後が気になる。気になってしまう。
毎回毎回、いくたびに 背中に妙な気配 を感じてしまうのです。

すぐに振り返って見る。しかし、見られているわけではない。そんなこ
とを繰り返しているうちに、幾度めかでその気配の正体に気づきました。








それは 彫像の視線だったのです。    視線.jpg

この作品。けっこう大きな彫像なので、通りを歩いているとき[すぐ近く
を通り過ぎる時
]には彫像だとは気づかなかったという次第。


 追憶 像.jpg


この作品は ジュリアーノ・ヴァンジという方の 『追憶』という名
の作品 なのです。
 → 詳細は こちら

見られてみたいというか、背後に視線を感じてみられたいと思われた方
は、お庭の壁面緑化と併せて、ぜひいちどご体験を。


◎ 素材は鉱物なのに、目をつけると、それだけでも視線を感じて
 しまう、というのは なんとも不思議な話であります。
 しかし実際に、ボールに目の形を描いただけでも鳥獣除けになる
 という現実もあるのですから[かたどっただけの]眼力というのも、
 なかなかにあなどりがたいものですよね。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染