グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

ハーブにも、虫は ばしばし やってくる。

2019-09-26 15:52:38 | Weblog
ハーブにも、虫は ばしばし やってくる。G

次回関連で再掲載です。よろしかったら。

 ↓

ひと昔前の話です。

ラベンダーやセージなどを畑の作物の間に植えているので、無農薬で
 作物が栽培できています


などという話をよく聞いたものです。
いわゆる ハーブには虫がこない伝説 ですね。

・・・しかし最近では、さすがにこの話も聞かない様になって来ました。
そうなんです、もちろんハーブにも、虫は ばしばしやってきます。

体験からいうと、ハーブには虫がこない伝説で登場するラベンダーやセ
ージ・ミントなどにももちろんやってきます。ちなみに別ブログでラベ
ンダーの鉢利用の長期栽培の様子をお伝えしているのですが[こちら
ほかの作物から隔離してラベンダーだけを栽培しているにもかかわらず
ちゃんと彼らはやってきます。

ちなみにそんな害虫の種類ですが、小型のものでは、梅雨の時期になる
と恒常的に葉の裏面に発生するのがハダニ。ハウス栽培の終了とともに
やってくるのがシルバーリーフコナジラミやタバココナジラミ。
そして大型のものでは、気温があがる 梅雨明け時や台風の通過後に、
ピナータラベンダの葉を軸だけを残して[まるでニンジンの葉を食べて
いるかのように]平気で食べ尽くしてしまうミツモンキンウワバ
などが
気をつけねばならない代表的な害虫です。

揮発性のオイルの香りのするラベンダー類やミントの葉を生息の場所と
したり、吸汁したり・あまつさえムシャムシャと食してしまう彼ら。

そのたくましさには、敬服させられてしまいます。


晴れ 台風の風雨で下葉が傷んでいるとばかり思っていたピナータ
  ラベンダー。じつは一鉢に5頭ほどのウワバが潜んでいたのが
  原因で弱っていたのだと判明。
  ラベンダーには すまないことをしたな、とガックリ。。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染