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農業の現場の おはなしなどなど。

疫病対策を ❝おまじない❞に頼った思い出。そのいち。

2020-04-03 16:06:35 | Weblog
疫病対策を ❝おまじない❞に頼った思い出。そのいち。

2009年に新型インフルエンザが世界的な流行をむかえたとき、畜産
県である宮崎県では その流行がことさら心配されました。というのも
2007年の1月の時点において 宮崎県の各地でH5N1型高病原性鳥
インフルエンザウイルスが発生し、大騒動になっていた過去があったか
らです[動物由来のウイルスが交雑するが心配されたため]。そのときの
もの温故知新ということで、新型コロナウイルスの蔓延が心配される現
在、前回2月分の口蹄疫時の社会の自粛関連[こちら]のつづきと
してよろしかったらご参考に。

 ↓

『いざとなったときのインフル対策を想う/2009年09月02日分

医学が発達していなかった江戸時代、恐ろしい疫病である疱瘡(天然痘)
が流行した時、人々は疱瘡絵とよばれる絵や版画を護符として家に貼り、
疱瘡にかからないようひたすら願いました。

そして医学が発達したはずの現代の日本です。
不思議なことに、新型インフルエンザの猛威 に晒されています。  

 日本の野生アライグマが鳥インフルにかかった話は こちら  。
 チリで七面鳥に豚インフルがかかった話は こちら  。

こういった交雑の話があいつぐいま、これらの事例に現代医学は対処で
きるといいきれるのでしょうか。
それとも 新型インフルエンザが医学の発達をも上回っていると考えた
方がよいのでしょうか(次々に新型が発生する可能性も)。

なんにせよ、そんななかでの対策です。

こうなったら、江戸の先達・先祖に習って疱瘡絵の効力に期待する
も良いかもしれません(そうするしかなかったりして)。

たとえば隣町に伝説がある、源 為朝さま[​こちら​]。所縁のある為朝さ
まにおすがりする気持ちでいっちょう貼ってみませんか。

         

為朝さまにひれ伏す疫病・疱瘡神図。です。


晴れ ちなみに宮崎新富町の「観音山と鬼付目/きづくめ 」
  伝説は こちら 。

 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業「 本当は危ない有機野菜