はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

犬は勘定に入れません

2009-06-10 21:35:20 | book
 読み終えてから時間が経ってしまいましたが。
 面白かったから、ちゃんと紹介するよ。
 犬は勘定に入れません/コニー・ウィリス(ハヤカワ文庫)

 -あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎-、という副題がついてます。
 未来の歴史研究家たちがタイムトラベルして、まさにその時を見に行く、というストーリー。
 SFだよ。
 でも、書店で、かわいい表紙と面白いタイトルに惹かれて買いました。
 で、さっそく読んだら、あれ?なんか、こういうの前にも読んだぞ? と、著者紹介を見ましたら、はいっ、別の作品を読んでましたー。
 またですか?またですね

 伊坂幸太郎氏の時もそうだったんですが、やっぱり作者の名前は覚えた方がいいよ。
 というわけで、以前読んだのが、写真後方にある、ドゥームズ・デイ・ブック。
 同じくハヤカワ文庫から出てます。
 久しぶりに持ち出して、奥付を見てみたら、2003年出版でした。
 これも、タイトルで買ったんだわ。
 ちょうど龍騎を見た後で、王蛇に、というかハギーにハマって、王蛇のユナイト・ベントの、滅多に決まらないファイナル・ベントが、ドゥームズ・デイ、だったのです。
 本の方は「ブック」が付いてるけど、まあ、同じかな?とあまり気にせず読んだら、これがまた面白くて。

 ドゥームズ・デイ・ブックは、かなりシリアスですが、犬は勘定に入れません、の方はコメディっぽいのでとても楽しいです。
 どっちもオススメ。

 きっかけとなった、ドゥームズ・デイというのは、最後の日、とか審理の日、と訳されますね。英語で書くと、doomsday。
 一方、ドゥームズ・デイ・ブックというのは、イングランドを征服したウイリアム一世が作らせた土地台帳の事で、当時の暮らしぶりを知る貴重な資料となっているそうです。英語では一般に、domesday book。
 微妙にスペルが違います。カタカナなら同じなのに・・・

 さらに、タイトルである、犬は勘定に入れません、とは、ジェローム・K・ジェロームが書いた、ヴィクトリア朝ユーモア小説の最高峰といわれる?ボートの三人男、という作品の副題だそうです。
 当然、こっちも気になるね。
 このシリーズは、次作が執筆中、ということですが、次もまた、偶然書店で出会えたらいいな。

 そんなわけで?本日、6月10日は時の記念日。
 ピッタリの話題になったじゃん?
コメント
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